街角でよく見かける麺屋台。店によってそれぞれ、こだわりの味がある©千春
タイに行くと、屋台が所狭しと並んでいる様子をよく目にします。その中でもよく見かけるのが麺類の屋台。ガラスのケースには数種類の麺が並び、あまり見慣れない具が並んでいます。

地元のタイ人は慣れた様子で注文していますが、初めて屋台へ行ってもどうやって頼めばよいのか分からず気後れしそうになるものです。でも、麺好きの日本人がタイに行って、タイらしい味が凝縮されている麺を試さないのは損! せっかくタイに行ったら、地元ならではの味が楽しめる、屋台の麺に挑戦してみましょう。

バリエーション豊かな麺や具、スープの種類、オーダーの仕方を知っておくと、戸惑うことなく注文できますよ。今回は、米粉から出来ている「クイッティアオ」と、小麦粉と卵から出来ている「バミー」の紹介をします。

好みで選べる麺の種類とスープの有無

手早くお昼ご飯を食べたいとき、小腹が空いたときに活躍するのが麺の屋台。日本で食べる麺類よりも量は少なめ。屋台では料金も手頃で、大体20バーツ(約60円)から30バーツ(約90円)くらいで食べられます。

屋台ではあまり英語も通じませんし、メニューがないところがほとんど。でも身振り手振りで問題ありません。食べたいものを指差して、好みの麺を注文してみましょう。麺の名前や食材など簡単なタイ語を覚えておけば、よりスムースにコミュニケーションできるでしょう。

まず、麺の種類を選びます。米粉から出来ているクイッティアオは3種類あり、ビーフンのような極細麺をセンミー(乾麺)、2~3mm幅の細麺はセンレック(乾麺)、平べったい太麺(生麺)はセンヤイ。そしてバミーは小麦粉と卵から出来ていて、日本のラーメンのように黄色い麺。その中から好みの麺を指差せば大丈夫。次にスープありかなしを決めます。スープありを「ナーム」、スープなしを「ヘン」と言います。一般的なスープは鳥ガラや牛、豚、エビからだしをとった薄味のもの。ヘンというスープなしの場合は、ナンプラーやにんにく油などを入れて味をつけます。最後にトッピングになる具。店によって違いますが、豚(ムー)、鶏(ガイ)、牛(ヌア)、あひる(ペッ)、そしてどんなスープでも合う魚や肉の団子(ルークチン)、チャーシュー(ムーデーン)などがあります。

仕上げに調味料で自分流の味を作ろう!

これが麺の仕上げに欠かせない調味料。好みに合わせて各調味料を入れる
仕上げは調味料セットで自分だけの味付けです。屋台や食堂のテーブルには調味料セット(クルワンプルン)が必ずと言っていいほど置かれています。その調味料セットには、唐辛子入りナンプラー(プリック・ナンプラー)、唐辛子(プリックポン)、唐辛子入り酢(プリック・ナムソム)、砂糖(ナムタン)の4種類が入っています。これを自分の好みに合わせて入れて、味が完成します。

日本人は「麺に砂糖を入れるの?」とよく驚かれますが、味にコクが出て美味しくなりますよ。辛いのが苦手な人も自分で味の調節ができるので、安心して食べられます。慣れるまでは、味見をしながら少量ずつ色々な調味料を入れることです。そのうち、何をどれだけ入れれば自分好みの味になるかが分かってきます。このように自分流の味を作っていくのが、タイ麺を食べる醍醐味ですね!

バリエーション豊かなスープの種類と食事のマナーは次のページでご紹介します。