英語/英語学習アーカイブ

押さえておきたい関係代名詞の基本

2つの文を結びつける接着剤のような働きをする関係代名詞は、ゼッタイ押さえておきたい英文法。英語版『花より男子』のセリフを例に、関係代名詞の基本をおさらいしましょう!

執筆者:古賀 和歌子

中学・高校で習った英文法の知識を、使える英語に昇格させましょう! 今回取り上げるのは関係代名詞です。

関係代名詞は「難しい」というイメージがあるかもしれませんが、実はシンプルです。それにとても便利なので、食わず嫌いはもったいない。ぜひマスターして会話の中に取り入れましょう。 まずは基本をおさらい!

関係代名詞は2つの情報を結びつける接着剤

下の図を見て下さい。ここに2つの情報があります。


この2つの情報をそれぞれ英語にすると以下のようになります。

I have a friend. He lives in Boston.

このままでももちろん意味は通じますが、少しまどろっこしい感じがします。なぜなら、情報の重複があるからです。ここでは「友達」が重複しています。重複した情報をまとめ、一つの文にすればすっきりするはずです。

I have a friend. He lives in Boston.

ここで登場するのが関係代名詞! そのままでは2つの文を結びつけることができないので、接着剤の働きを持つ関係代名詞を使ってくっつけます。2つ目の文「He lives in Boston.」の He を関係代名詞 who に置き換えてやると、2つの情報を一つにまとめることができます。

I have a friend. He lives in Boston.

上の図のように、ただの代名詞関係代名詞に置き換えることによって2つの情報を結びつけることが、関係代名詞の役割のキホンです。もし関係代名詞がなかったら……文章がどれも細切れになってしまい、言いたいことがストレートに伝わらないと思います。

日本語の場合は、関係代名詞の役割をするようなものはなく、文同士をそのままくっつけることができるので、あまり考える必要はありませんが、英語の関係代名詞は結びつける情報によって形が違うので、少し慣れが必要かもしれません。

ここでは who を関係代名詞として使いましたが、結びつけたい情報(「先行詞」といいます)が人間の場合は「who」、人間以外の場合は「which」または「that」を使います。また、「彼の・彼女の・それらの」のような所有格の場合は「whose」を使います。

英語版『花より男子 16』
「Boys over Flowers 16」 Yoko Kanimo (Viz Communications)
では、次ページで関係代名詞の具体的な使い方を見てみましょう。英語版『花より男子』より、主人公・つくしのこんなセリフをどうぞ!
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