2日間英語漬け合宿を体験
ドキドキしながら会場の神戸六甲保養荘へ。メンバーの皆さんは、前日から泊りがけで盛りだくさんの合宿メニューをこなしていらっしゃいました。私はそこに途中参加させていただきました。春秋に開催される「虎の穴ITC」の合宿の特徴は次の通り。
- 完全日本語使用禁止(温泉タイムや夜の宴会中も!)
- メンバーが持ち回りでチェア(司会)となり、1時間半程度の担当セッションを事前に企画。当日の司会進行も務める。
各セッションではメンバーはグループ分けされ、チェアの指示に従って資料を読んだり、内容をまとめたり、即興で劇やスピーチをしたり。ぼーっとしている時間は全然ありません。皆さんかなり英語を話し慣れている様子で、「日本語使用禁止」のルールを破る人は誰一人いません。緊張感は漂いつつも、雰囲気は和気あいあい。とても楽しそう!
即興の英語劇では、キャラになりきって熱演 |
たっぷりしゃべれる工夫がいっぱいの月2勉強会
メンバーの皆さんがハイレベルなセッションを楽しみながらこなせるのには訳があります。「虎の穴ITC」は元々ある英語学校の同級生と仲間達による勉強会として1994年に発足しました。月2回の活動は日本語禁止でこそありませんが、たっぷり英語を使う工夫がされています。合宿に先立って通常の勉強会を見学させていただいたのですが、4時間の活動時間を4つのセッションに分け、英語のボードゲーム、単語クイズ、ディスカッション、英語による日本の生活紹介体験など、様々なアクティビティに取り組みました。
いいなと思ったのは、セッションごとに別のグループ分けをすることです。多くのメンバーと接することができるので、様々な人の英語に触れることができ、自然にメンバー同士が仲良くなれるのです。合宿での和やかな雰囲気は、日頃のこういった工夫の賜物なんですね。
セッション内容は担当チェアが企画するため、勉強会の内容は毎回変わります。英語でクッキングなんて楽しい企画もあります。持ち回りでチェアを務めるのもメンバーの高い英語力の秘密です。
異人館風のステキなレストランでランチ。食前にはちゃんとセッションがあり、世界のテーブルマナーを学びました。美味しいパスタに舌鼓を打ちながら会話を楽しんでいると、メンバーによるピアノの生演奏が! 思わず聞き惚れました~。 |
下らない話も英語で言えちゃうのがイイ!
休憩時間やランチタイムを利用して、メンバーの皆さんにインタビュー。(インタビューももちろん全部英語!)10年以上のベテランさんから、今日がサークル初参加の方まで総勢34名。翻訳家や英語教師といった英語専門家の方から、英語と全然関係ないお仕事の方まで、職業も年齢も性別もバラバラでした。共通しているのは「英語がスキ」なこと。やっぱりコレが一番大切ですね! みんなと一緒だと周りにつられて英語が出てくること、下らない世間話も英語で話せるところがいい、とおっしゃっていました。
英語の学びなおし中の方も多数発見。英語は自分から積極的に話す場を作らないとダメ、と大手英会話学校から移ってきた方も多かったです。サークルはアウトプットばっかりになっちゃうからインプットも心がけないと、と自戒を込めたコメントも。向上心が高いですね!
情報源はインターネット
「どうやってこのサークルを見つけたのですか?」の質問には、ほぼ全員が「インターネット検索。」以前は口コミもあったそうですが、最近はホームページ閲覧をきっかけに入会する人がほとんど。「虎の穴ITC」の場合、「大阪 英会話サークル」で検索すると上位に表示されます。自宅近くでサークルを探したい場合は、「地域名 “英会話サークル”」で検索すれば見つけられそうです。合宿に参加された「虎の穴ITC」の皆さん。今回は取材へのご協力、本当にありがとうございました! |
「虎の穴ITC」の勉強会は月2回。主に日曜の午後1時~5時に大阪京橋付近で開催中。スケジュールはホームページに記載されているので、興味のある方はアクセスしてみて下さい。
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