ケース3:結婚プロジェクト、進行中!
現在進行形を未来形として使う場合、tomorrowやnext yearなど、時を表す言葉を添えて、誤解を防ぐのもルールの一つ |
My daughter is getting married next spring.
どうして何ヶ月も先の予定を、現在進行形で表現することができるのでしょう? これには、この文が使われるコンテクスト(状況)が関係しています。
娘に順調におつきあいをしている男性がいて、とうとう結婚の話がまとまった……この話には、こんな状況が前提になっているのです。結婚に向けた状況が今まさに進行中、と考えれば分かりやすいですね。
同じように、I'm meeting my friends tomorrow.(明日、友達と会います。)の場合も、友達との約束が継続状態にあることが前提になるので、何時にどこで会うかなどの約束が成立していなければなりません。自分だけで決めている場合は、I'm going to meet my friends. の表現を使う方が自然なのです。
ところで、皆さんは「I'm lovin' it!」 というフレーズをどこかで聞いたことがありますね? lovin'というのはlovingのgを省略したもので、普通に書けば「I'm loving it.」になるのですが、この文章は文法的に間違っているという事実をご存知ですか? 実はlove という動詞は現在進行形にできないルールがあるのです。果たして、「I'm lovin' it!」は本当に間違った英語なのでしょうか?
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