素晴らしい泉質の内湯が断然いちおし!
私がこの内湯が好きな理由。それは、鼻にツンと来る刺激臭を伴う硫黄臭にあります。それ程強烈な香りではありませんが、確実に感知するこの香りは、北海道の蟠渓(ばんけい)温泉を思わせる香りです。急に蟠渓(ばんけい)温泉と言われても、分からない程無名な温泉かもしれません。しかし、そんな全国的にも無名な温泉に例えるしか無い程、貴重な湯の香りなのです。
浴室自体はタイル張りで、秘湯らしさを感じさせるのは、外の風景とお湯だけかもしれません。でも、温泉はお湯が全てです。この湯の香りだけで、温泉好きの心を捉えて離さない良さがあるのです。私はこの内湯に浸かる度に、いつか必ず泊まりで来たいと思います。実際私は黒薙温泉を本当に気に入っていて、周辺には他にも沢山の温泉があるのに、黒薙温泉に浸かっただけで満足して、宇奈月に戻ることが多い程なのです。
早朝に宇奈月を出発して黒薙温泉に直行し、戻って来ると昼時になります。宇奈月に戻った私は、宇奈月地ビールのランチバイキングに行くのが、お決まりのコース。ランチバイキングは 1,500円と大変に手軽な料金ですし、黒ビール(ボックビール)の「カモシカ」も旨いのでお勧めです。