夕食はもちろん朝食バイキングも楽しみな宿
風呂場とともに、朝食会場がリニューアルされたと聞いていたので、いつも以上に朝食を楽しみにしていました。その前に、一つ補足しておく必要がありますが、共同浴場の滝の湯が7:30から営業開始ですので、朝湯を浴びた後、8時過ぎから朝食を取るのが、朝食の混雑も回避出来てお勧めです。滝の湯には、朝食会場のある紅葉館から宿泊者専用の玄関を利用して行けます。この利便性も、私が鳴子ホテルを好きな理由になっています。
さて、全面リニューアルされた朝食会場は重厚感があり、某航空会社の成田空港のラウンジを思い出すものでした。食事自体は想像を絶するものではありませんが、嬉しいことがありました。
私は朝食バイキングが基本的に好きですが、いつも残念に思うことがあります。それはジュースやコーヒー、味噌汁やスープなど、基本的な料理に明らかな手抜きを感じることが多いことです。食べ放題だからといっても、不味いものは嬉しくありません。まるで駄菓子屋の粉末オレンジジュースのような味の飲み物を、平気で出している宿が多過ぎます。
朝食なのですし、超高級旅館ではないのですから、料理自体は普通で良いのです。その代わり、ジュースやコーヒー、味噌汁やスープなど、朝食に欠かせない基本的なアイテムの味は、一定のレベルを確保して欲しいのです。
鳴子ホテルの朝食バイキングは、私の普段の心の叫びを見越したように、飲み物や汁物のレベルが確保されていると感じ、朝から本当に良い気分にしてくれました。