温泉/東北の温泉

秋元温泉!津軽湯の沢温泉は隠れた名湯(4ページ目)

秋元温泉は津軽湯の沢温泉の三軒の湯治宿の一軒です。津軽湯の沢温泉は秋田県境にも近い、知る人ぞ知る青森の秘湯で、三軒揃ってお湯が最高に良い、極上名湯なのです。今回は最奥に位置する秋元温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

メインの混浴大浴場で名湯漫喫!

大きな写真をクリックすると、次の写真に進みます。
秋元温泉
混浴大浴場は楕円形の湯船。脱衣場側半分に女性と表示してある。
夜に大浴場に湯が溜まり、やっと入浴出来ました。夜、電灯の明かりでは湯の色が判然としませんが、実際は実に美しい緑色の濁ごり湯です。

硫黄がかなり強い湯で、大昔、学生時代に来た時は、正直言って悪臭と感じる程でした。最近は、当時のような悪臭を感じません。十年以上前の火災による浴場リニューアルで、配管に変化が生じたためなのか、自分が硫黄臭に慣れてしまった為なのか。まさか後者では無いと思っていました。

しかし、最近ブログで強い刺激臭のように表現していた人が居て、やはり今でも人によっては、そのように感じるのだなあと思いました。それでも、私が学生時代に感じた種類の悪臭の記述ではありませんでしたので、やはり湯の香りは昔とは異なっていると思いますし、配管の違いも影響していると推測しています。

硫黄の成分が濃厚なので、鉄分の多い湯に浸かって来ると、鉄分が硫化鉄に変化して、体が黒くなってしまう程です。付近には、古遠部温泉や、矢立温泉、たけのこの里など、鉄分の多い名湯が多いので、この現象に遭遇することも結構多いものです。

実は、直前に泊まっていた五所川原の湯治宿も鉄分が多い湯なので、体が黒くなって恥ずかしい思いをしないように、来る途中のホテルで日帰り入浴をして丹念に体を洗って来たのですが、足の爪の隙間に鉄分が残っていたようで、爪だけが黒っぽくなってしまいました。少し恥ずかしい気がしつつも、硫黄の強さを確かめた満足感もあり、複雑な気持ちになりました。

→次ページでは、旅館部の夕食を紹介します!>>>
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