元湯は、やや熱めですが、湧駒荘の本当の素晴らしさは、温めの湯を存分に堪能出来ることに尽きます。もちろん、安心して温湯が楽しめるのも、やや熱めの元湯で、好きな時に体を温めることが出来るという安心感があればこそです。
実は、以前は真冬に泊まり、その時の様子は過去に記事にして紹介しました。その時に、いつか暖かい時期にも泊まってみたいと思い、今回実現したのです。
湧駒荘は料理自慢の宿でもありますが、宿泊料金から考えて、料理の質の高さには驚かされます。今回は料理や客室も含めた、秋の湧駒荘の魅力を紹介します!
- 荘厳な内湯!ユコマンの湯
- 神々の湯とシコロの湯…2page
- 自慢の夕食はスタンダードな「湧駒膳」でも大満足!…3page
- 客室は10帖広縁付がお勧め…3page
荘厳な内湯!ユコマンの湯
岩ごと源泉湧出場所を浴室に取り込んだ豪快な風情が素晴らしいユコマンの湯。特に中央の「目薬の湯」は日本でも極めて珍しい正苦味泉!正苦味泉の湯宿が複数軒あるのが、旭岳温泉の最大の特徴。 |
窓からの緑が印象的なユコマンの湯は、明るい時と夜の二回は浸かりたい。鉄分やマンガンなど、温泉成分で床が赤くなったり、黒くなっているのは、温泉成分が豊富な証拠。 |
左側にシコロの湯、右側にユコマンの湯があり、五種類の自家源泉の全てを堪能出来るのが、右側のユコマンの湯です。浴室は毎日21時に男女が入れ替わるので、日替わりで両方が楽しめます。
全くの偶然ですが、前回も今回も到着した時は、右側のユコマンの湯が男湯でした。源泉が湧く場所を、岩を含めて浴室に取り込んでおり、大変にユニークで迫力のある浴室になっています。昼間は、窓から緑の森が見えて一層印象が深いので、明るいうちに宿に到着するようにしたいものです。
体育館のように大きな浴場に湯船が点在。全てが源泉も温度も異なる源泉掛け流しの湯。温い湯を存分に堪能すれば、温泉好きにとって最高の贅沢を実感出来る。これぞ本物の温泉。※写真はクリックで拡大。 |
なお、体育館のような巨大な内湯があるせいか、ユコマンの湯側の露天風呂は狭くて眺めが効かないもので、冬には湯量の影響もあり閉鎖されてしまいます。ユコマンの湯では、意識して内湯を堪能したいものです。
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