温泉/北海道の温泉

旭岳温泉湯元湧駒荘で、温泉と料理を満喫!(2ページ目)

旭岳温泉湯元湧駒荘は、温泉と料理が自慢の秘湯の宿です。その温泉と料理の質の高さを知れば、また客室の快適さを知れば、誰もが愛用の宿にしたくなるに違いありません。温湯が満喫出来る秋の湧駒荘を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド


神々の湯とシコロの湯

湯元湧駒荘
露天風呂神々の湯は、原生林に面しており、ワイルドな風情。夜は明かりが控えめで一層ワイルドさが増す。(写真は超スローシャッターで撮影)

湯元湧駒荘
昼間の神々の湯露天風呂。原生林とお湯の緑色が印象的な程美しい。
今回は、露天風呂神々の湯の屋根なし露天に入れることを期待していたのですが、残念ながら既に営業が終わっていました。もともと温い湯を巨大な露天に満たすので、真夏でないと温くて入れないのです。今回、出来れば旭岳の紅葉も見たいと思って、9月中旬に行ったのですが、真夏しか入れない露天と、紅葉を同時に見ることは良く考えれば不可能なことでした。いつか、真夏に来た時の課題として残ってしまいました。

という訳で、真冬でも唯一入れる露天風呂に今回も入りました。冬は雪に埋もれてカマクラのような雰囲気でしたので、緑に囲まれた露天風呂は、とても同一のものとは思えない程、雰囲気が異なり、楽しめたので、屋根なし露天に入れなかったショックは、それ程大きくなくて済みました。(追記:その後、別館の完成により、冬季の露天風呂は別館のみとなり、本館の露天風呂は冬季閉鎖になった模様です。)

湯元湧駒荘
名湯「目薬の湯」と「元湯」が満たされたシコロの湯。シンプルな浴室なので、お湯の泉質的実力を一層ストレートに感じ取ることが出来る。※写真はクリックで拡大。
21時の男女交替で、シコロの湯が男湯になりました。こちらは至ってシンプルな浴室で、巨大な岩に圧倒されることもありませんし、窓から緑を楽しむことも出来ません。その分、露天が秀逸になっていますし、真夏には露天の湯船が二つになります。(上の写真の露天風呂も、シコロの湯側のものです。)

しかし、湯元湧駒荘の温い湯の素晴らしさ、泉質の素晴らしさに気付いてしまえば、シンプルな浴室の方が、お湯自体を堪能出来るというものです。温い湯は長湯に向きますので、温泉好きであれば、部屋に戻らずに何時間でも湯に浸かってしまうに違いありません。それが、湧駒荘の本当の楽しみ方なのです。

なお、ガイドが訪問した時は、露天風呂を「神々の湯」と称していましたが、その後2007年9月27日に別館に新設の浴場がオープンし、そちらを「神々の湯」と呼ぶようになったようです。また今度、泊る楽しみが増えました。

→次ページでは、自慢の夕食と客室をを紹介します!>>>
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