今回は、忘れ得ぬ大川温泉のホタルと、海岸の露天風呂を紹介します!
ホタルの乱舞!幻想的な光景に超感動!
誰もが声を上げて驚く、ゲンジボタルの力強い光が印象的な乱舞。夜冷え込むと飛ばなくなるので、早めの観賞を心掛けたい。(大川温泉にて) |
ホタルの乱舞。その本当の素晴らしさは、写真ではなかなか、お伝えし難いものがあります。
ガイドが今月、大川温泉で撮影した、上の写真を例に説明します。これは、15秒間の長時間スローシャッター撮影をしたものですが、ホタルの光が線になっています。注目して頂きたいのは、その線の長さです。15秒間経過しても、こんなに短い距離しか移動しないのです。ホタルは不規則にフワフワと浮遊するように飛んでおり、それがまさに舞を舞っているように見える訳です。幻想的な「光の点」が舞を舞う様子こそが蛍の醍醐味。しかし、写真では光の線でしか写せないので、本当の醍醐味を表現出来ないもどかしさがあります。
ガイドは以前、北海道の知人にほたるを見せてもらったことがあります。その時は、とても暗い光でしたので、蛍の光は暗いものだと思い込んでいました。今回、大川温泉のゲンジボタルの力強い光を見て、ほたるって、こんなにも明るく光り輝くのかと認識を新たにしました。そして、ホタルの素晴らしさに感銘を受け、日本各地のほたるイベントを巡り歩きたいと思うようになりました。
ホタルの幼虫は、ちょっとグロテスク。 |
ホタルの乱舞の写真も、ご主人に連れて行って頂いた秘密のポイントで撮影したものです。ほたる観賞の夕べは今週末からですので、ちょっと早く宿泊したことを一度は後悔していたのですが、素晴らしいホタルを見ることが出来て、大感激でした。
ホタルの幼虫は、川の貝「カワニナ」だけを食べる。写真は幼虫が食べた後の貝殻。 |
昼間のホタルは葉の上でじっとしている。羽化した後は水しか飲まず、一週間強で死んでしまう。 |
一週間強で死んでしまうホタルですが、なかでも飛んでいるホタルは死ぬ寸前のオスといわれます。家に持ち帰りたくなるかもしれませんが、すぐ死んでしまうので、持ち帰ってはいけませんし、無駄です。また、ホタルは地中のサナギが羽化しますので、飛んでいる場所の地面を踏み荒らさない配慮が必要です。
なお、ホタルの生態の詳細については、ゲンジホタルの生態 絶滅の危機から復活へ(All About信州)が詳しく、参考になります。
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