温泉/北海道の温泉

記念日に行きたい温泉旅館!北海道「銀婚湯」(2ページ目)

北海道の「銀婚湯」は、大正天皇の銀婚式の日に湧出しためでたい温泉。湯と風情が最高で、ガイドも結婚披露宴をした程。銀婚式を目指す二人の記念日に相応しく、泊まった日が記念日になる温泉旅館「銀婚湯」を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

銀婚湯の新源泉を最高の状態で堪能!季節限定もみじの湯

銀婚湯もみじの湯
銀婚湯の「もみじの湯」は、名前の通りもみじの大木が目印。3月から11月までの季節限定なので、温泉好きであればこの期間に行きたい。

トチニの湯の手前に、季節限定の「もみじの湯」があります。その名の通り、もみじの大木の根元にある露天で、お湯が素晴らしくて驚きました。銀婚湯の源泉の多くが対岸にあるので、貸切露天は源泉から近い分お湯が良いのです。温泉好きがアブラ臭と呼ぶ独特の香りの質も高く、すべすべ感も強く、お湯だけの比較ではトチニの湯を超えたと思ってしまう程。もみじの湯は3月から11月までの季節限定で、冬は入れません。

なお、宿泊者専用貸切露天には、基本的に屋根がありません。脱衣場には屋根があったと思いますが、雨だと行くのも大変ですし、やはり晴れた日に入りたいもの。しかし、宿泊当日に晴れるかどうかは運次第。また、宿泊客が多いと湯札が残っていないことも想定されます。銀婚湯ホームページの予約状況を参考に、極力空室の多そうな平日の晴れた日を狙うことをおすすめします。

私自身、直前まで意図的に予約を入れず、帯広のホテルから天気予報を確認した上で二日前に予約しました。それでも夜は雨が降りましたので、どうしても運次第の要素は残ると思います。多分こうしたこともあって、あまり積極的に案内してないと思いますし、ホームページの温泉紹介でも「このお風呂は必ず入れる保証はありません」と明記されている程です。運次第の希少価値の高い温泉といえるでしょう。
 

銀婚湯館内の露天風呂で、夜の風情を堪能!

銀婚湯大浴場1
深夜0時から男湯になる、こもれびの湯露天風呂。やや小規模ながら温泉の良さが凝縮されている。
 
銀婚湯大浴場2
深夜0時まで男湯の、渓流の湯露天風呂。夕食前の夕暮れ時が特に美しい。
明るいうちに宿泊者専用露天を堪能する必要があるので、館内の露天風呂に行くのは暗くなってから。しかし、暗くても十分に風情を楽しめる露天です。夜中の0時に浴場が男女交代するので、忘れずに両方入りたいものです。日帰り入浴で入るのも、この露天風呂。お湯も風情も良いので、次回は宿泊して貸切露天で堪能したいと思ってしまうでしょう。

→次ページでは、旧館の夕食と、新館の吹き抜けを紹介します!>>>
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