初秋より、スーパーや青果店には、芳しい香りと艶やかな紅色をまとったリンゴが並んでいますね。リンゴを使った料理、お菓子レシピがこれからも増える予定なので、リンゴレシピ集とリンゴに関する豆知識、そして、イチオシの皮をむかない食べ方(切り方)をご案内します。

【INDEX】
1ページ リンゴの品種、一年中美味しく食べられる理由
2ページ 皮をむかない食べ方、りんごの健康効果、ツヤの理由
3ページ リンゴを使った簡単レシピ


リンゴの品種、いくつ知っていますか?

たわわに実った真っ赤なリンゴ
澄んだ青空と真っ赤なリンゴ。環境バツグンです。 【青森県農林総合研究センター りんご試験場】
世界で確認されている、リンゴの品種は約15,000種、うち日本では約2,000種。そして、流通しているのは約40種と言われています。

季節により、店頭に並ぶリンゴもかわり、代表品種としては、以下のものがあります。

・早生種(9月20日頃までに収穫)
ジューシーで甘い「つがる」
・中生種(10月20日頃までに収穫)
酸味が強く、お菓子作りに適した「紅玉」
酸味が甘味より若干勝り、通好みの「千秋」
甘味と酸味のバランスがいい、人気の「ジョナゴールド」
・晩生種(10月20日以降に収穫)
黄緑が美しい、穏やかな酸味と甘味の「王林」
甘味と香りがピカイチの「サンふじ」と「ふじ」


生産量の50%は「ふじ」

リンゴ「サンふじ」
青森リンゴの台湾への輸出量(平成17年)は約16,000トン。年々増加しています。
リンゴといえば、まっ先に「ふじ」が思い浮かぶのではないでしょうか。それもそのはず、青森では生産量の50%を「ふじ」が占めています。

現在(11月下旬)、スーパーでよく見かけるのは「サンふじ」という品種です。購入する際、「ふじ」との違いは? と思われますよね。これは栽培時の袋の有無です。

「サンふじ」は袋をかけず、太陽の恵みをたっぷり浴びて育ったもので、メロンと同等の糖度の甘いリンゴです。そして、おなじみ「ふじ」はひとつひとつ手間をかけて、袋がけします。そのため「サンふじ」に比べて、糖度は若干落ちるものの、害虫を防ぎ、美しい見た目を保つことができます。また、糖度をおさえた分、貯蔵性を高めることが可能です。主に「サンふじ」は年明け3月まで出回り、「ふじ」はそれ以降目にする機会が増えてきます。日本の「ふじ」は、台湾などのアジア諸国でも高い人気を誇っており、年々輸出量も増えています。


一年中手に入る理由と家庭でできる美味しい保存法

りんご貯蔵施設
リンゴ貯蔵施設は巨大な冷蔵庫! 【JAつがる弘前】
一般的に、もぎたてがフレッシュで美味しいと思われる果物ですが、春になってもリンゴは手に入ります。美味しさは保たれているのでしょうか。

収穫されたリンゴは呼吸しています。それによって酸化し、美味しさと栄養価が徐々に失われて行きます。そこで、もぎたてのリンゴを空気中の酸素濃度を下げた(リンゴの呼吸作用の抑制)、低温貯蔵ができる巨大な冷蔵庫に入れます。リンゴは冬眠しながら、ここで出荷まで収穫時の鮮度を保つというわけです。そのおかげで、今では美味しいリンゴが手に入るのです。

そんなことから、多めに購入したリンゴもビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存すれば、ご家庭でも美味しい状態を保つことができるそうですよ。是非お試しくださいね。

さて、次ページでは、リンゴの生食を楽にする食べ方(切り方)をご紹介します。これでもう皮をむく必要はありません。面倒くさがり屋さん、必見です!