つやつやの貝の刺し身
ぬかみそ煮は100年糠床で深~いコク
貝の刺し身は鳥貝(手前)とほっき貝 |
貝がらの上に盛られて出てきた2種類の刺し身はいずれもつやつやのピカピカ。鳥貝は水気が多くて柔らかいのですがヒモの部分はコリコリ。貝特有の臭みも貝好きにはたまりません。一方のほっき貝はぷりぷりして歯応えもあり、あっさりしていますが噛むと濃厚な甘みが出てきます。それぞれ食感と風味が異なり、貝の魅力の幅広さを実感させてくれます。
悦凱陣 赤磐雄町 |
鯖のぬかみそ煮は女将さんの故郷・小倉の郷土料理 |
最後は定番のシシャモの焼きおにぎりでシメたかったのですが,残念ながら品切れ。細長いおにぎりにシシャモが丸ごと1匹入っているこの焼きおにぎりは、じっくり時間をかけて炙るため、表面はカリッ、中はふわり、そして香ばしさの中からシシャモが出てくるという名物なのですが、お楽しみは次回に取っておくことにしましょう。
店を出る際には、女将さんがビルの外まで見送ってくれます。「また来てね~」と手を振る姿に、つい頬がゆるみ、温かい気分にさせられるのでした。
【この日のオーダーと料金】
自腹の証明、この日の領収書 |
・日本酒 1杯
・泡盛(5年古酒) 1杯
・燻製盛り合わせ
・貝刺し身盛り合わせ
・鯖のぬかみそ煮
‥‥‥‥計 6040円
■魚介料理・地酒の店 杉むら
・住所:名古屋市中区栄4-17-27エンパイアビル2階
・アクセス:地下鉄栄駅より徒歩5分
・TEL:052・241・2415
・営業時間:18時~23時
・定休日:日・祝日
・ Yahoo地図情報
■シリーズ「名古屋自腹メシ」バックナンバー
□ 第1回 「JIROMAL」(※閉店)
□ 第2回 お番菜と酒 「おっこん」 (栄)
□ 第3回 うどん家 「匠庵」 (錦)
□ 第4回 焼酎居酒屋「モモガッパ」 (錦)
□ 第6回 「どての品川」 (堀田)
□ 第7回 「島正」 (伏見)
□ 第8回 雑炊 「いちい」 (錦)
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