世界中の美を知り尽くしたスミソニアンのメンバーが選び抜いたという7分野28件のほとんどは世界遺産。新年第1号の記事ということで、景気よくそのすべてを前後編でご紹介しよう。なかにはすでにAll About「世界遺産」記事として紹介したものもあるので、ぜひリンクも参照を!
なお、各物件に対するコメントはガイドのものであり、『スミソニアン・マガジン』のものではない。雑誌の内容に関しては同1月号を参照のこと。また、各物件が世界遺産である場合は、世界遺産名と登録年と登録基準、All About「世界遺産」に記事があるものはそのタイトルを記載してリンクした。
スミソニアン・ライフ・リスト概要
ペトラのエル・ハズネ |
月刊誌『スミソニアン・マガジン』の08年1月号では、そのメンバーが集まって「死ぬまでに見てみたい場所」を7分野に分けてリスト・アップ。各分野から4件を選出して、計28件を「スミソニアン・ライフ・リスト」として発表した。以下がその7分野だ。
雑誌にはこうある。「マチュピチュに昇る日の出や、満月の月明かりに照らされるイグアスの滝を見れば、多くの旅行者は言葉を失い」、「訪れるのがこのいくつかであろうが、すべてであろうが、あなたの人生はその経験によって豊かになるだろう」。
これにはまったく同感。28件はインパクト勝負で選ばれた感が強く、それだけに、これらを訪れたらその衝撃は生涯忘れられないものになるに違いない。実際にマチュピチュの日の出は私がこれまでに見たもっとも衝撃的な景色のひとつで、これを「瞬間の出来事」として選出するセンスには脱帽する。なお、その様子はマチュピチュの記事に書いたのでぜひ読んでみてください。
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