超速報! 2007年新登録の世界遺産全リスト!!(2ページ目)

新たに危機遺産リストに記載された世界遺産、および解除された世界遺産

その数が減り続けているというガラパゴス諸島の固有種、ガラパゴスオットセイ。

消滅や崩壊の危機にある世界遺産を記載する「危機遺産リスト」に、新たに記載された世界遺産と、解除された世界遺産を紹介しよう。

■新たに危機遺産リストに記載された世界遺産

• ガラパゴス諸島（エクアドル）
• ニオコロ・コバ国立公園（セネガル）
• 都市遺跡サーマッラー（イラク）

■危機遺産リストから無事解除された世界遺産

• エヴァーグレーズ国立公園（アメリカ）
• リオ・プラタノ生物圏保護区（ホンデュラス）
• アボメイの王宮群（ベナン）
• カトマンズの谷（ネパール）

ガラパゴス諸島は観光客と移住者の増大、それに伴う外来種の流入が理由。観光用クルーズの滞在日数は15年前に比べて150％増となっている。ただし、観光客の増加率は世界遺産の中でとりわけ多いわけでもないだろう。生態系を維持することの難しさがよくわかる。

また、橋の建設計画が進んでいるドレスデン・エルベ渓谷（ドイツ）については世界遺産からの抹消も示唆されていたが、今回は危機遺産リスト掲載継続にとどまった。

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アウシュヴィッツ強制収容所、名称変更へ

アウシュヴィッツ第二収容所ビルケナウの監視塔と鉄条網。

1979年に世界遺産登録された「Auschwitz Concentration Camp：アウシュヴィッツ強制収容所」だが、ポーランド政府の要請を受け、「Auschwitz Birkenau, German Nazi Concentration and Extermination Camp [1940-1945]：アウシュヴィッツ－ビルケナウ、ナチスドイツの強制絶滅収容所 [1940-1945]」に名称変更された。

狙いは加害者のナチスの名前を入れること。これによりポーランドが被害者であることが明確化されるという。

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