ここでは現在国内で開催されている主な世界遺産関連の展覧会をご紹介しよう!
世界遺産関連展覧会リスト!
ナポレオン像とルーヴル美術館。ルーヴル美術館は「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されている。 |
ここでは8~9月に楽しめる世界遺産関連の展覧会を一気に紹介する。なお、期間中には休みの日もあるのでご注意を。
■始皇帝と彩色兵馬俑展-司馬遷『史記』の世界
「秦の始皇陵」の一部として世界遺産登録されている兵馬俑。一体として同じ表情がないという兵馬俑の中でも特に貴重で、中国でも常設公開されていない彩色兵馬俑(跪射俑)が日本とドイツで世界同時初公開される!
{会場}東京、江戸東京博物館
{期間}8月1日~10月9日
■ペルシャ文明展 煌めく7000年の至宝(asahi.com)
7000年の歴史を誇るペルシャ文明を、世界遺産ペルセポリスを中心に解説する展覧会。ペルセポリスの貴重な彫刻をはじめ、黄金のリュトン(角杯)や黄金のマスクなど、ペルシャ文明の傑作が集う。
{会場}東京、東京都美術館
{期間}8月1日~10月1日
■世界の巨大恐竜博2006
全長33mのスーパーサウルスをはじめ、大型恐竜たちが立ち並ぶ、過去最大規模の恐竜博。世界遺産のイベントではないが、世界遺産には哺乳類化石地域-リヴァーズレー/ナラコーテ(オーストラリア)やメッセル・ピット化石地域(ドイツ)、ワディ・エル・ヒータン-クジラの谷(エジプト)など、化石関連の遺跡も多い。
{会場}千葉、幕張メッセ
{期間}7月15日~9月10日
■マンダラ展 ――チベット・ネパールの仏たち
世界遺産に登録されているカトマンドゥやラサなどで、いまもチベット民族の間に息づいているマンダラ。マンダラの意味と現代的意義を、ネパール、モンゴル、ブータン、インド、チベットの仏像や絵画等、約150点の展示品とともに解説する神秘的な展覧会。
{会場}埼玉、埼玉県立近代美術館
{期間}7月8日~9月24日
ナスカにある数ある地上絵の中でももっとも有名なもののひとつ、ハチドリ。 |
地上絵の写真をはじめ、プレ・インカのすばらしい遺産を展示する「世界遺産ナスカ展」。地上絵を造った人々の驚くべき文化の謎に迫る。2007年2月4日まで全国を巡回予定。
{会場と期間}鹿児島、鹿児島県歴史資料センター黎明館、7月19日~9月3日
静岡、静岡県立美術館、9月12日~10月30日
■世界遺産からのSOS アジア危機遺産からのメッセージ
世界遺産は華やかなイメージの反面、その維持に関しては多くの困難や障害を抱えている。特に深刻な物件は「危機遺産」としてリストアップされているが、ここではアジアの危機遺産を取り上げ、その現状を問い掛ける。2007年1月14日まで、全国各地を巡回予定。
{会場と期間}大阪、そごう心斎橋本店、8月9日~8月20日
茨城、筑波西武、8月25日~9月4日
■ポンペイの輝き 古代ローマ都市 最後の日(asahi.com)
79年にヴェスヴィオ山の噴火によって埋没したポンペイの惨事とローマ美術を紹介する展覧会。当時の生活をそのまま火山灰の下に保存したイタリアの世界遺産ポンペイの貴重な資料を展示する。2007年1月21日まで全国を巡回する予定。
{会場と期間}宮城、仙台市博物館、7月14日~9月3日
福岡、福岡市美術館、9月16日~11月5日
■古代エジプト展 甦る5000年の神秘
古代エジプト人の世界観をドイツ・ヒルデスハイム博物館所蔵品を中心にひも解く展覧会。ピラミッドや王家の谷など、世界遺産関係の資料も多数集結。
{会場と期間}山形、山形美術館、7月29日~8月27日
岩手、岩手県民会館、9月2日~10月1日
シェーンブルン宮殿のネプチューン噴水とグロリエッテ。 |
オーストリア近代化の道筋を作ったといわれるマリア・テレジア。18世紀ウィーンを舞台に開花したマリア・テレジアとその家族の優雅な宮廷生活を、世界遺産に登録されているシェーンブルン宮殿の秘蔵品とともに紹介する。
{会場}京都、京都文化博物館
{期間}8月26日~10月9日
■ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産
「美の殿堂」と呼ばれるルーヴル美術館の源流とも言うべき古代ギリシア美術。ギリシア美術の粋を集めた彫刻や装飾品とともに、古代ギリシアの歴史と文化を紹介する。ルーヴル美術館は「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されているうえ、世界遺産を数多く輩出したギリシア文明の真髄も楽しめる。
{会場と期間}東京、東京藝術大学大学美術館、6月17日~8月20日
京都、京都市美術館、9月5日~11月5日
■大アンコールワット展 ―壮麗なるクメール王朝の美―
カンボジアの世界遺産アンコールに代表されるクメール王朝の栄光と幻想世界を、プノンペン国立博物館の協力で再現した展覧会。
{会場}大阪、大阪歴史博物館
{期間}7月22日~9月11日
また、実際に日本の世界遺産に足を運んだり、Google Earthで宇宙から世界遺産を眺めてみるのもおもしろい。そんな関連記事はこちら。
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