立教池袋
立教女学院の場合、2005年3月卒業生より希望者全員が立教大学へ内部推薦進学ができるようになり、人気に拍車がかかる |
■立教大学
心理8 観光3 福祉1 経営14 経済23 文11 理3 社会15 法21 異文化4 合計103
卒業生約130名 進学率約79%
立教新座
立教新座(男子)の場合、内部推薦進学率80.6%。経済学部が54名、法学部が50名と続く。併設大学への推薦条件は、卒業論文提出、英語・国語について一定の能力が認定されること、自己推薦書提出など。上位者から希望の学部・学科に推薦決定。被推薦権を保留して他大学受験はできない。■立教大学
心理11 観光12 福祉3 経営33 経済54 文27 理12 社会39 法50 異文化9 合計250
卒業生310名 進学率80.6%
立教女学院
立教女学院(女子)の場合、内部推薦進学率63.9%。併設大学への推薦条件は、卒業論文提出、英語は一定の能力を習得(英検2級程度)することなど。立教大学の受け入れ総数121名。被推薦権を保留して他大学受験はできない。■立教大学
立教大学へ117名 卒業生183名 進学率63.9%
香蘭女学校
香蘭女学校(女子)の場合、立教大学への推薦枠は80名(立教女学院短期大学は6名)。成績上位の生徒から希望の学部・学科へ進学できる。普段の成績で決定。被推薦権を保留して他大学受験はできない。■立教大学
立教大学へ81名
総括
「2012年度併設大学への内部推薦進学率研究1」同様、付属校によって内部推薦進学率の数字が大幅に違ってきます。早稲田大学の系属校の場合、早稲田(男子)が50%程度、早実(共学)がほぼ全員内部推薦進学ができ、両校とも看板学部の政経、基幹・創造・先進理工学部へ多く進学します。また、早稲田(男子)は文系学部では政治経済学部への進学が20名と多く、早実(共学)の場合、同様に教育学部への進学67名と多くなっています。早実の場合、女子生徒が約130名ほど大学へ進学する現状で、早稲田(男子)と違いが出ていると考えられます。
内部推薦進学率は、明治大学、法政大学、立教大学(MARCHG)などは80%~90%と高く、保護者世代の40才代が受験した頃と比較するとその率は大幅に高まっている現状です。当時、明大中野、立教(新座)で60%強と記憶しています。
大学側がその学校の建学精神に則った考えの人材を育てあげたいということと、もっと長い視野で大学卒業後、愛校心を持ち続け、寄付行為も辞さない人材を輩出したい考えかもしれません。とにかく附属校からの出身者への期待の現れです。
一方で、やはり他大学受験をする生徒も増えています。付属校によっては、そのための進学コースと、併設大学推薦希望者に対応するコースを設けたりして、進路希望別にきめ細かく対応する学校も出てきています。
やはり、付属校の方針を見極めて、わが子に合った学校選びをぜひお考えいただくことをお薦めします。
<関連リンク>
中学受験(東京)より詳しい東京の中学受験情報はこちらへ
2012年度併設大学への内部推薦進学率研究1
早稲田の系属中学(早稲田・早実)徹底研究
慶應義塾(普通部・中等部・湘南藤沢)研究
08年度中高一貫校早大・上智合格ランキング
2008年度中高一貫校の東大合格ランキング