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2012年度併設大学への内部推薦進学率研究2

早稲田大学系属校の早稲田、早稲田実業学校、明治大学・立教大学・法政大学・日本大学の付属校等の併設大学への内部推薦進学率、進学学部の詳細内訳、条件、被推薦権の保留を徹底研究します。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

早実の内部推薦進学率は97.5%とほぼ全員早稲田大学へ。また、看板の理工系学部や政治経済学部にも多く進学
前回に「2012年度併設大学への内部推薦進学率研究1」引き続き、付属校から併設大学への内部推薦進学率を徹底研究します(中学受験スタディ調べ)。

おさらいですが、内部推薦には

・原則希望者全員が進学できるケース
・中間・期末試験などの高校3年間のある一定水準の学業成績が必要なケース
・内部推薦テストを実施して進学するケース

があります。付属校の生徒が希望通りの学部・学科に進学できるとは限らず、特に医学部への進学は厳しいよう。最近は内部推薦を受けず、他大学の一般入試を受ける傾向も高まっているので、内部推薦進学率の高い・低いだけでは、その付属校の進学実績、特徴を判断できない事情があります。

今回は早稲田、早稲田実業学校、日大一、日大二、日大三、日大豊山、日大豊山女子、日大(日吉)、千葉日大、法政、法政二、明治学院、明治大学明治、明治大学中野、明大中野八王子、立教池袋、立教新座、香蘭女学校の併設大学への内部推薦進学率、進学学部の詳細内訳と推薦条件、他大学受験時の被推薦権の保留についてなどを徹底研究していきます。

早稲田

早稲田(男子)の場合、内部推薦進学率50%。基幹・創造・先進理工学部への進学合計が37名と一番多い。併設大学への推薦条件は、高校3年間の7つの教科・教科群(「国語」「地歴・公民」「数学」「理科」「保体」「英語」「芸術・家庭・情報」)に評価平均値が4.0未満の教科・教科群がないこと(10段階評価) 。その他出席状況が良好であることなどの基準を満たしていれば、志望順に最大5つの学部を希望できる。推薦入学希望者が大学・学部から指定される推薦枠を超えている場合は、高校3年間の成績と高3の総合学力試験(2回)の成績により、上位順に決定。早稲田実業(共学)は、成績上位の生徒から希望の学部・学科へ進学。税額字の成績と人物の評価などを総合的に判断して決定。
早稲田・早実とも被推薦権を保留して他大学の受験はできない。

■早稲田大学
政経 20名、法 15名、文 10名、教育 20名、商 14名、基幹理工 14名、創造理工 9名、先進理工 14名、社会 15名、人間 8名、スポーツ 4名、国際教養 2名、文化構想 10名 計155名
卒業生306名 進学率50%

早稲田実業

■早稲田大学
政経 45名、法 33名、文化構想 30名、文 15名、教育 67名、商 50名、基幹理工 34名、創造理工 24名、先進理工 30名、社会 50名、人間 1名、スポーツ 5名、国際教養 14名 計398名
卒業生405名 進学率98.2%

次ページは首都圏の日大の付属中学7校の内部推薦進学率、進学学部の詳細内訳などについて
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