07年も残すところ後わずか。今年一年、たっぷりお世話になった映画へ感謝を込めて、話題作ラインナップをセリフを交えて振り返ってみたいと思います。見逃した作品がある方は、DVDを入手して寝正月を堪能してください!
まずは07年上半期、1~3月に公開された話題作を見てみましょう。
『マリー・アントワネット』
Letting everyone down would be my greatest unhappiness.みなさんを落胆させることが、何よりも悲しみなのです
Marie Antoinette(06) マリー・アントワネット |
残忍なフランス王妃として語り継がれるマリー・アントワネットを、これまでのどの描写とも異なる無垢な少女として描いたソフィア・コッポラ監督作品。世情に対する彼女の無関心がフランス革命を誘発したとはいえ、このセリフは心からの言葉、と信じさせる人間味溢れる少女の姿がありました。
幸せのちから
It's not H-A-P-P-Y-N-E-S-S Happiness is spelled with an "I" instead of a "Y"HAPPYNESSは、HAPPINESS 「Y」じゃなく「I」を使うんだ
The Pursuit of Happyness(06) 幸せのちから |
極貧の路上生活から成功を掴んだ実在の実業家、クリス・ガードナーの半生を綴ったヒューマンドラマ。幼い息子が見つけた壁の落書きのミススペルは、不完全なものでも、どんなかたちをしていても、幸せのちからを信じれば夢へと導いてくれる、というメッセージが込められているのかもしれません。
ドリームガールズ
Deena's going to sing the lead 'cause you like the way she looks? Am I ugly to you, Curtis?美人だからディーナがリードを歌うの? 私じゃ役不足なの?
Dreamgirls(06) ドリームガールズ |
スターを夢見る女たちの戦いとショービジネスの裏側をミュージカル仕立てで展開するドラマ。実力はあっても我の強すぎるエフィーが放ったこの言葉を発端に繰り広げられる歌バトルシーンは圧巻。歌姫たちの熱演熱唱が心揺さぶるソウルフルな一作です。
『ナイト ミュージアム』
I don't want to be manhandled!思い通りにはさせないぞ!
Night at the Museum(06) ナイト ミュージアム |
真夜中の博物館では、命を吹き込まれた人形たちが動き出す…。だれもが一度は想像したことのある空想を映像化した痛快なファンタジックコメディー。西部開拓時代を再現したミニチュア展示コーナーのカウボーイが言い放った言葉ですが、警備員のラリーにとっては虫のおたけび。いとも簡単に指でつまみ上げられてしまうのでした。
『ホリデイ』
I'm leaving in nine days and that makes this complicated.9日後にはもう、帰らなくちゃいけないから
The Holida(06) ホリデイ |
ハリウッドに住むアマンダと、ロンドンに住むアイリス。失恋をきっかけに知り合った2人は、傷心を癒す休暇をとるため、互いの家を交換する…。異国の地で見つけた恋にブレーキをかけるようなこの言葉は、燃え上がる恋心の裏返し?
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