大国を先導するアメリカ大統領。力強い弁舌でリーダーシップを揮う姿は、ハリウッド映画でも頻繁に描かれてきました。テロに見舞われたときも、宇宙人の襲撃に遭ったときも、大統領のスピーチシーンを挿入すれば物語はグッとスケールアップ。作品最大の「見せ場」のセリフに脚本家も腕が鳴り、アツい言葉をまくしたてます。今回のセリフ対決は、一大事を受けて盛り上がりすぎてしまった大統領の演説シーンからお届けします!
先手 大統領が恋して何が悪い
『アメリカン・プレジデント』
『アメリカン・プレジデント』 |
My name is Andrew Shepherd,
and I AM the President.
私の名はアンドリュー・シェファード
合衆国の大統領である
そんなことはわかっている、と言ってしまえばおしまいですが、I AM the President.と「アム」を強調するあたりが高得点です。「私こそがリーダーにふさわしい」と自分大好きなナルシスト加減が全面に出ているステキな決めゼリフで、3点リード。
後手 早すぎる勝利宣言
『インデペンデンス・デイ』
『インデペンデンス・デイ』 |
We're going to live on! We're going to survive!
Today we celebrate our Independence Day!
生き続けるのです!必ず勝つのです!
私たちの独立記念日を祝福しようじゃありませんか!
この大統領の一言により、晴れて7月4日は宇宙人から侵略を逃れた地球の独立を祝う日となったのでした。あまりのスケールの大きなセリフは観客の嘲笑を買い、米映画サイトの最もクサいセリフに堂々の入選。地球温暖化を促すほどにアツすぎるセリフは、5ポイント獲得!
というわけでこの対決は、『インデペンデンス・デイ』の勝利!
キャスト:マイケル・ダグラス アネット・ベニング他 監督:ロブ・ライナー 脚本:アーロン・ソーキン | キャスト:ウィル・スミス ビル・プルマン他 監督:ローランド・エメリッヒ 脚本:ディーン・デヴリン |