日常英会話/日常英会話アーカイブ

セリフ対決 熱血大統領のアツすぎる演説

テロに見舞われたときも、宇宙人の襲撃に遭ったときも、大統領のスピーチシーンを挿入すれば物語はグッとスケールアップ。今回のセリフ対決は、大統領の演説シーンからお届けします!

執筆者:尾崎 佳加


大国を先導するアメリカ大統領。力強い弁舌でリーダーシップを揮う姿は、ハリウッド映画でも頻繁に描かれてきました。テロに見舞われたときも、宇宙人の襲撃に遭ったときも、大統領のスピーチシーンを挿入すれば物語はグッとスケールアップ。作品最大の「見せ場」のセリフに脚本家も腕が鳴り、アツい言葉をまくしたてます。今回のセリフ対決は、一大事を受けて盛り上がりすぎてしまった大統領の演説シーンからお届けします!

先手 大統領が恋して何が悪い
『アメリカン・プレジデント』

The American President (95)
『アメリカン・プレジデント』
大統領選を目前に、環境問題の美人ロビイスト、シドニー(アネット・ベニング)に恋をした米国大統領シェファード(マイケル・ダグラス)。ここぞとばかりに2人のロマンスをスキャンダルに仕立て上げ、票を奪おうとする政敵に、シェファードは怒り沸騰。ばっちりカメラ目線で挑んだ記者会見の演説では、「私は逃げも隠れもしない」、「正々堂々と勝負したまえ」と、かなりご立腹の様子。感極まりすぎてしまったのか、スピーチの締めの言葉は…

My name is Andrew Shepherd,
and I AM the President.
私の名はアンドリュー・シェファード
合衆国の大統領である


そんなことはわかっている、と言ってしまえばおしまいですが、I AM the President.と「アム」を強調するあたりが高得点です。「私こそがリーダーにふさわしい」と自分大好きなナルシスト加減が全面に出ているステキな決めゼリフで、3点リード。

後手 早すぎる勝利宣言
『インデペンデンス・デイ』

Independence Day (96)
『インデペンデンス・デイ』
後手は、宇宙人襲来モノとして不動の人気を誇るこの作品。奇しくも独立記念日に未知からの攻撃を受けることになった国民を勇気づけるため、ホイットモア大統領(ビル・プルマン)は壮大な演説を披露。「7月4日はもはやアメリカのための祝日ではない」と述べたあたりからノッてきたのか、スピーチ後半は脂ぎった言葉を羅列し…

We're going to live on! We're going to survive!
Today we celebrate our Independence Day!
生き続けるのです!必ず勝つのです!
私たちの独立記念日を祝福しようじゃありませんか!


この大統領の一言により、晴れて7月4日は宇宙人から侵略を逃れた地球の独立を祝う日となったのでした。あまりのスケールの大きなセリフは観客の嘲笑を買い、米映画サイトの最もクサいセリフに堂々の入選。地球温暖化を促すほどにアツすぎるセリフは、5ポイント獲得!

というわけでこの対決は、『インデペンデンス・デイ』の勝利!

◇↓ LOSE ↓◇
☆↑ WIN ↑☆
『アメリカン・プレジデント』

キャスト:マイケル・ダグラス
アネット・ベニング他
監督:ロブ・ライナー
脚本:アーロン・ソーキン
『インデペンデンス・デイ』

キャスト:ウィル・スミス
ビル・プルマン他
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ディーン・デヴリン
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで英会話関連の書籍をチェック!楽天市場で英会話関連の書籍をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます