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『パイレーツ』3作品 ジャック船長語録

大ヒット公開中の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』。前2作品を振り返り、お調子者のジャック・スパロウ船長が放った名セリフの数々をご紹介します。

執筆者:尾崎 佳加


Jack Sparrow: Who makes all these?
ジャック:剣は誰がつくった?
Will Turner: I do. And I practice with them 3 hours a day.
ウィル:僕だ 毎日3時間は鍛えている
Jack Sparrow: You need to find yourself a girl, mate.
ジャック:そんなことより、女と遊ぶほうがいいぞ


ハンサムなのに三枚目。他人を巻き込んで騒動を起こしては、いつも一番に逃げてしまうカリブ海のお尋ね者、キャプテン・ジャック・スパロウ。前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』で“深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズに囚われてしまった彼を救い出すため、ウィル、エリザベス、そして海賊たちの新たな冒険が始まった―。最新作にしてシリーズ3部作の完結編『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』では、死んだはずのジャックの宿敵、“呪われた海賊”バルボッサが味方となって復活。滅びゆく海賊たちの命運をかけた大決戦が今、“世界の果て”で始まろうとしている。

ジャック船長 お調子者編

Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl (03)
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』で、総督の令嬢エリザベスが溺れているのを助けたジャックは、海軍に海賊の罪を問われて牢屋に閉じ込められてしまいます。ほかの囚人たちがなんとか逃げ出す方法を試みる横で、ややふてくされ気味のジャック船長。檻の鍵を食わえた番犬をおびき寄せようとする囚人たちに、クールにこう言い放ちます。

You can keep doing that forever, the dog is never going to move.
好きなだけやるがいい 犬は絶対に来ないさ

ところが、ブラックパール号の海賊たちが街を襲い始め、ジャックの独房横の壁を破壊します。運良く脱走していく囚人たちを尻目に、一人残されたジャック船長。突然、軽やかに口笛を吹き…

Come on, doggy. It's just you and me now.
Good boy, come closer…

おいで、わんちゃん やっと僕たちだけになれたね
良い子だから こっちへおいで

どうでしょう、この急変ぶり。ピンチとなれば何でもやってしまうなりふり構わぬチャレンジ精神は、ジャック船長の魅力の一つ。でも、なかなか言うことをきかない犬にだんだんイライラしてきたジャックは…

Come on, you filthy, slimy, mangy…
来いったら この汚れたみすぼらしい…

と、すごんでしまいます。あと一歩というところでそっぽを向いてしまった犬に、I didn't mean it.(本気じゃないよ)と言っても、もう手遅れ。犬は永遠に帰って来ないのでした。
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