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~なんて星の数ほど…は英語で何? Be Cool

「たくさん」を表す英語といえば、manyやmuch。他にも、a lot of ~、a number of ~、thousands of ~など色々ありますが、多すぎて「ありふれている」は何て言う?

執筆者:尾崎 佳加


「たくさん」を表す英語といえば、たいていの場合、manymuchを使うのではないでしょうか。「多く」を表す日本語が「かなりの」「おびただしい」「五万と」と幾通りもあるように、英語でも同様の意味の表現はa lot of ~a number of ~thousands of ~など実に豊富です。今回は、上記の表現に加え、多すぎて「ありふれている」という意味でよく使われる「たくさん」について触れてみたいと思います。

『ビー・クール/Be Cool』。
ジョン・トラボルタ、ウマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、クリスティーナ・ミリアン他、豪華なキャストでアメリカン・ショービジネスの裏をコミカルに暴く映画『ビー・クール/Be Cool』。世界に通じる個性と才能がひしめき合うこの業界では、才能だけではなく、よほどの幸運を持たない限り成功を手にすることができません。ミリアン演じる新人歌手の契約をめぐり、トラボルタ、カイテルが扮する2人の強面プロデューサーが争うシーンでは、厳しい業界の現実を象徴するようなこんなセリフがありました。

You wanna go? After all I did for you?
あんなに世話してやったのに行くっていうのか
Fine. But let me tell you something, sweetheart.
いいだろう でも覚えておくんだな
You're a dime a dozen.
お前みたいな女は五万といるんだ
There are dozens of girls who are dying to take your place.
何がなんでもスターの座を奪ってやろうってヤツがいるってことを忘れるな

Dimeは10セントコイン、日本の硬貨では10円玉に値する小銭です。dozenはダースのことで、こちらも同じものがいくつも並んである、というニュアンス。2つ合わせて「五万と」「星の数ほど」=「ありふれている」という意味になります。

Be dying to~は文字通り「死ぬほど~したい」という必死の思いを表します。人気リアリティーTVショー『アメリカン・アイドル』でも見られるように、アメリカン・ショービズ界は厳しく辛辣な世界。その他大勢のa dime a dozenではなく、the one(ただ一人)になるため、彼らは不屈の精神で日々努力を重ねています。
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