原作のサブタイトルはライオンと魔女、そして衣装だんす(The Lion, The Witch, and The Wardrobe)。戦争のため、田舎の家に疎開してきたぺベンシー家の4人の兄弟姉妹がある部屋で見つけたwardrobe。この衣装だんすが別世界ナルニア国へ通じる空間だとは知らず、4人の子どもたちは長く、壮大な冒険と戦いの旅に出るのでした。
秘密の扉を開けてしまう末娘ルーシー。cDISNEY ENTERPRISES, INC. & WALDEN MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED. |
メッセージ性を重視しているのか、登場人物のセリフはどれもゆっくりと悟らせるかのように重みのある語り口調。ファンタジー作品によくみられるオリジナル用語もなく、おおまかなあらすじを知っていれば初級者でも難なく聞き取れる作品です。スラングなし、凝った言い回しもなし、模範的な英語教材としてお薦めします。
【英語の難易度】
★☆☆☆☆(初級レベル)
招かれざる客人
別世界ナルニア国に迷い込んだ子どもたち。cDISNEY ENTERPRISES, INC. & WALDEN MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED. |
Peter: Mrs. McReady?
Mrs. McReady: I'm afraid so.
ピーター「マクレディーさんですか?」
マクレディー夫人「残念ながらね」
【セリフの解説】
I'm afraid~は「残念ながら~のようです」。好ましくない結果を伝えるときの決まり文句です。フォーマルな言い回しなので目上の人と会話するときやビジネスシーンにも役立つフレーズです。どうやらマクレディー夫人は子どもが嫌いのようで、ピーターたちを歓迎していないという態度をあらわにしています。
【このように使用します】
I'm afraid he is not available at the moment.
あいにくただ今席を外しております。
新しい家での生活にも慣れてきた子どもたち。毎日を大人しく過ごすはずもなく、はしゃいだりケンカをしてはマクレディー夫人に叱られています。そしてある日、あやまって部屋の窓ガラスを割ってしまった4人は隠れる場所を探すべく、とうとう衣装だんすの中へ足を踏み入れるのでした……。
邦題:ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女(2006年3月4日(土)全国超拡大ロードショー)
原題:The Chronicles of Narnia: The Lion, The Witch, and The Wardrobe(2005)
ジャンル:冒険・ファンタジー / ファミリー
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
監督:Andrew Adamson アンドリュー・アダムソン
キャスト:William Moseley ウィリアム・モーズリー(ピーター) / Anna Popplewell アナ・ポップルウェル(スーザン)
Skandar Keynes スキャンダー・ケインズ(エドマンド) / Georgie Henley ジョージー・ヘンリー(ルーシー)他
脚色:Ann Peacock アン・ピーコック / Andrew Adamson アンドリュー・アダムソン
原作:C.S. Lewis CS ルイス
URL:日本公式サイト / 米国オフィシャルサイト
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