家事/エコ家事の方法

要らない布の使い道……ボロ布ストックで資源節約&使い切る暮らし

要らない布の使い道を増やして、資源の無駄遣いを軽減! 着古した服や靴下など、ボロ布をそのまま捨てずに手頃な大きさに切って、ストックしておけばティッシュ代わりに使えて便利で資源の節約になります。愛着のあった布たちを最後まで使い切ってあげませんか?

執筆者:立石 絹子

要らない布の使い道……ボロ布ストック!

要らない布の使い道

無意識で使ってしまう日用品にも、愛情を注いでいるとエコの楽しさに気がつくはず。

あッこぼしちゃった!ティッシュ、ティッシュ!1枚、2枚、3枚・・・・・なんて、ティッシュペーパーの無駄遣い、していませんか?

ティッシュペーパーもトイレットペーパーも、現代人の日常に深く浸透していて、安価で手軽に使えるので、気にも留めず知らず知らずに大量消費してしまうものですよね。

でもちょっと待って!リサイクルでないものはどこか知らない地で木が伐採されているわけで、リサイクルペーパーであっても、リサイクル時の生産のために、エネルギーが消費されているはず。それにティッシュペーパーは用途上、新聞雑誌のように再利用が出来ないので、そのまま燃えるゴミとなってしまう運命です。

そう考えると、安くて手軽に使えるとはいえ、大事に使っていかなきゃいけませんよね。

そこで、要らない布をストックすることをオススメします!すぐ汚れてゴミ箱行きになってしまうTシャツや靴下、子供の服などを手頃な大きさに切って、取り出しやすいように置いておく、それだけで資源の無駄遣いを軽減できます!
 
<目次>
 

どんな布がストックできる?

ペーズリー柄の布は子供のよだれかけだったもの。吸水性に優れていて使いやすいです。
たいてい、触った感じでわかりますが、吸収性のある布なら完璧!ゴミに出さずにストックしておきます。子供の洋服や旦那さんのTシャツなどは、そもそも汗を吸収するような素材が主なので、ストックに適しています。

それ以外のストックに適さない不要な洋服などは、そのままゴミとして捨てずに、地方自治体のきまりにしたがって布ゴミとして資源に出せるようなら出してくださいね!

ストックに適した布は、手頃な大きさに切って、可愛いカゴに入れるとか、可愛いティッシュケースに入れるとか、見栄えが悪くないようにして、すぐ使えるところに置いておけたら便利です。
 

どんな用途で使える?

今までティッシュを使っていたところで、ボロ布ストックで対応できます!
天ぷらをした後の水溶き小麦粉も、こうしてスクレーパーでまとめて…

 
■お皿洗いのときに

お皿やボウルに残った液体は、スクレーパーでまとめて、ボロ布でぬぐう。それだけで排水の汚れはずいぶん違います!
 
ボロ布でぬぐいます。スクレーパーだけよりキレイになります。
例えば水に溶いた小麦粉や、お皿に残ったソースやカレーなども、スクレーパーでひとまとめにしてボロ布でぬぐってしまえば、お皿洗いもすごく楽になります!
 
少量の油なら、『広告チラシで折るゴミ箱』にボロ布を入れて、油をしみ込ませて捨てることも出来ますよ。

■ガスレンジなどの油汚れのお掃除に

ガスレンジや電子レンジ、レンジフードなど、汚れが溜まりやすく、これ掃除したら雑巾が使い捨てになっちゃうなーと思うくらい汚れてしまうこともあると思います。そういうときも、ボロ布なら大丈夫!

おすすめは、お湯で重曹を溶いた『重曹スプレー』(詳しくは『重曹でナチュラルハウスクリーニング』参照して下さい)を油汚れの部分にまんべんなく吹き掛け、少し放置して、乾く前にボロ布で拭くと、とてもキレイになりますよ!

■リビングで

テーブルにこぼしてしまったワインやしょうゆ、パスタのミートソースなどなど、色が強くて、服などについたら取れないような汚れは、ボロ布でさっと拭いてしまいましょう!ティッシュではふき取れない多めの水分も、ボロ布なら吸い取ってくれますよ!

■赤ちゃんやお子さんに

洗濯して切ったばかりのボロ布をストックしておき、濡らして温めておしりふきにしたり(『電子レンジ技で、水を無駄にしない』を参照)、手や口をぬぐうタオル代わりに使うことも出来ます。タオルでは汚れてしまって洗濯で落ちないようなものでも、ボロ布なら気になりません。

ちなみに、お子さんの手や口に触れるのは、お子さんの着れなくなったお洋服やよだれかけなど、衛生的に問題のないものを使ってください(例えばバスマットなどではよくないと思いますので…)。


その他にも、ティッシュ代わりに色んなシチュエーションで使えると思いますので、試してみてください。
ずいぶん頑張ったベビー服も…

 
ちなみに・・・
ガイドがボロ布ストックを始めた時、子供が使っていたよだれかけや赤ちゃんのときに着ていた洋服、自分が気に入って長年着ていた洋服などに、ハサミを入れるのはとても抵抗がありました。
 
惜しみながらも裁ちばさみで切って…
でも一生懸命洋服や靴下やよだれかけとして頑張った布たちが、ただムダに捨てられずに最後の最後まで仕事をやり遂げてゴミに出されていく様は、とってもいいものです!
 
最後の出番を待っています!お疲れ様、ベビー服さん!
「●●ちゃんの靴下君、最後の最後まで頑張ってくれてありがとう!」と感謝して、色んな思い出を思い出しながら捨てるとき、資源を大事にしようという気持ち以上に、モノを愛する気持ちが生まれた感じがして、こんな小さなことからエコって生まれるんだな、と思います。
 
皆さんも、ボロ布ストックで資源節約しながら『モノを最後まで愛する暮らし』してみませんか?

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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