じつはキタからミナミまでは
地下鉄で4駅、わずか8分ほどでアクセス可能!

道頓堀・戎橋の上から撮影。有名な江崎グリコの看板が見えます。テレビ、雑誌、映画などでもよく見る光景で記念写真を撮る人も大勢います。
大阪ミナミの中心的エリアといえば一般的には、やはり道頓堀の戎橋(えびすばし)界隈でしょう。「阪神タイガースが優勝した際に、えらい大騒ぎになった橋」といえば大抵の方は「ああ、あの……」とわかって頂けると思います。

キタとミナミを結ぶ幅44メートルの幹線道路・御堂筋。地下鉄・御堂筋線が走っています。秋の御堂筋パレードはつとに有名です。
この道頓堀という地名は非常に有名ですが道頓堀駅というのは存在しません。最も近いのはJR・地下鉄・近鉄電車・南海電車の難波駅(なんば駅)で、駅から北上して徒歩約10分ほどで道頓堀に着きます。

また難波駅は梅田駅からは大阪市営地下鉄・御堂筋線でわずか4駅。約8分ほどでたどり着きます。キタとミナミはまったく違う町のイメージですが、じつは意外なほどに隣接した町だったりします。

ミナミは船場の旦那さんが遊んだ演芸の町

有名な大阪ミナミ名物・くいだおれ人形。あまり知られていませんが本名は「くいだおれ太郎」といいます。チンドンの演奏は上手いですがカナヅチでまったく泳げません。
さて、大阪キタの梅田は住所でいえば大阪市の北区です。では「大阪ミナミの道頓堀は南区か?」というとそうではなくて中央区になります。

この中央区は1989年に東区と南区を合併して出来たものですが、東区は天下の台所として栄えた船場周辺を指します。大阪商人のことを俗に船場商人と言うのですが「もうかりまっか」「ぼちぼちでんなぁ」の駆け引きは、この東区が主要舞台。そして南区は、船場のだんさん(旦那さん)が仕事を終えて遊びに来るところでした。

つまり食べて飲んで騒いだ遊び場が発展して町が出来上がったわけで、これが大阪ミナミの最大の特徴です。道頓堀を歩いているとチンドン屋とか陸上選手とかカニとかフグとか、やたらとハデで奇抜な看板が乱れ飛んでいますが、こういうのは遊び心を最優先した結果。ちなみに大阪ミナミの繁華街は集客数では劣るものの面積においては東京の新宿を抜いて日本最大の繁華街であることも付加えておきましょう。

日々、新しく変わり行くテーマパーク・シティ

1923年(大正12年)に出来た日本初の洋式劇場・大阪松竹座。歌舞伎、ミュージカル、新喜劇も開催する総合劇場です。
大阪ミナミの遊びの中心的役割を担ったのが芝居小屋です。無数の劇場が作られて歌舞伎、狂言、人形浄瑠璃、落語といった芸能が発達したのですが、これらは漫才やコント、新喜劇といった新しい形態に変化しつつも脈々と受け継がれています。なんばグランド花月、baseよしもと、B1角座、大阪松竹座などが有名ですが、大阪ミナミは映画の街・ハリウッドや劇場の街・ブロードウェイよりも歴史が長い、世界に誇る芸能の街でもあります。

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大阪で楽しむ落語・漫才・演芸

また江戸時代の大阪は「江戸の八百八町」「京都の八百八寺」と並んで「浪華の八百八橋」と呼ばれていました。橋が多い=川が多いで、大阪は川の都、水の都という側面を持っているのですが、それを生かした観光レジャー商品が、道頓堀川を周遊する水上クルーズ「なにわ探検クルーズ 」。

道頓堀川を行く水上クルーズ。ネオン輝く道頓堀をクルージングする街遊び。テーマパーク・シティの大阪ミナミを象徴する観光レジャーです。
2003年3月から始まって、すでに乗船者が10万人を超えたという大ヒット商品なのですが、こうした街遊び感覚はやはり大阪キタよりも大阪ミナミらしい動きといえるでしょう。そういった意味では大阪ミナミはUSJに匹敵するテーマパーク・シティといえるわけで、今後も新らしいアトラクションが続々と生まれてくるに違いありません。

さて、簡単に大阪キタと大阪ミナミについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか? このほかにも大阪城、大阪ビジネスパークの大阪ヒガシ。海遊館やUSJの大阪ニシ。元はルナパークという遊園地だったディープ大阪な通天閣、新世界。市内以外にも歴史都市・堺北大阪(摂津)東大阪(河内)南大阪(泉州)といった、バラエティ豊かで特色ある都市エリアが大阪には目白押しです。

今後はこれらの都市エリアについても、いろいろとご紹介していきます。乞う、ご期待下さい。
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