5階「やってみる階」
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科学ゾーンの「ダッシュ」です。赤ランプから青ランプになるとダッシュ開始!全速力でクッションの壁まで走ると時速が測定されます。 |
キッズプラザ大阪の5階フロア「やってみる階」です。ここは「科学」「社会」「文化」「自然」「わいわいスタジオ」といったゾーンにわけられます。まず「科学」のゾーンで子供たちが行列を作って大人気だったのが「ダッシュ」というコーナー。スタート地点からクッションのゴールまで全速力で走って、その様子をモニターで観察、時速にしてどれぐらいになるか?というのが判明するというものです。非常に単純な仕掛けですが、子供たちは我先にと競い合ってかけっこしていました。
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「じゃぶじゃぶポンプ」です。巨大な水槽になっていて手回しのポンプによって水を循環させています。要するにすべて人力によって操作されていてエコロジカルな遊び装置といえるでしょう。 |
「科学」ゾーンでは「じゃぶじゃぶポンプ」というのも面白い仕掛けになっていて、子供たちがハンドルを廻すとポンプが水を汲み上げて真ん中の樽に水が入ります。満タンになると樽が横転して水がひっくり返る!のですが、その様子を下からガラスで覗けるようになっています。水がかかるわけではないのですが、水しぶきを浴びたような気分になって思わず大はしゃぎ・・・というものです。子供たちはわくわくしながらガラスの中に入ってキャーキャーいっているのが見ていても実に微笑ましい光景です。
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ガイドがとくに感心させられた「バリアタウン」です。改札や切符販売機、自動販売機などもすべて本物を使用しています。実際に「やってみる」ので車椅子に乗ったままでは切符ひとつ、ジュース1本買うことも大変な苦労を伴うことが子供たちにも如実に伝わります。実に貴重で素晴らしい社会体験学習といえるでしょう。 |
「社会」ゾーンの「バリアタウン」も非常に関心させられます。これは本物の電車を利用して、車椅子に乗って、切符を買って、改札を通って、電車に乗ってみようというものです。子供たちは乗ったことがない車椅子に乗れるので興味深々なのですが、いざやってみると車椅子のままで電車に乗ることは非常に難しく、その難儀さや困難さを肌で感じとれるというものです。子供たちからすると最初のきっかけは興味本位や遊び心なのですが、結果としてはバリアフリー社会の大切さを知ることが出来るという貴重な社会体験学習のコーナーになっているわけです。
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「せかいのことば」です。地球儀にコードを差し込んで世界各国の挨拶や言語を楽しみます。これは大人の方も興味津々のコーナーでした。 |
「文化」ゾーンは世界各国の異文化を知ろうというもので、たとえば「せかいのことば」というコーナーでは大きな地球儀が中央に置かれていて、そこに穴があいていて電話の受話器のようなものを差し込むと世界各国の挨拶などが流れるという仕組みになっています。地球儀に国名が明記されているので場所もわかれば、日本からの距離なども一目瞭然で把握できて、異国文化、異民族文化への興味を誘うといった仕組みになっています。文化ゾーンでは世界各国の民族衣装を着れるコーナーや楽器などもあって、これも子供たちに大人気です。
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「自然」ゾーンの水槽です。自然ゾーンでは水槽以外にも昆虫の飼育箱の展示コーナーもあって、そちらも人気のコーナーです。 |
また「自然」ゾーンは水槽などが並んで、生きた魚の生態などを観察できるようになっています。ただの魚ではなくて淀川や大阪湾、瀬戸内海といった大阪、関西に馴染みの深い魚が選ばれているので非常に親しみやすい水族館といえるでしょう。今まで知らなかった淀川や大阪湾の生態系を知れて、これは子供たちよりも大人の方が夢中になって覗き見しているのが印象的でした。
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「わいわいスタジオ」の様子です。子供たちがキャスターやディレクター、カメラマンの役割を演じて放送システムを体験できます。収録した映像はモニターでも確認できるので、子供たちはおおはしゃぎです。 |
このほかにも5階「やってみる階」ではテレビ放送の仕組みを実際に体験学習できるという「わいわいスタジオ」や種々様々なプログラムが楽しめる「ワークショップスペース」などもあります。参加型、体験型ミュージアムを謳うキッズプラザ大阪らしいフロアといえるでしょう。
さて次は4階フロア「あそぼう館」についてご紹介しましょう。次ページをどうぞ。
1p 「キッズプラザ大阪」について
2p アクセス~入場ゲート
3p 5階「やってみる階」
4p 4階「あそぼう階」
5p 3階「つくろう階」