朝晩、だいぶ冷え込むようになってきて、草花の葉や茎が茶色く枯れたりしてきていませんか?

秋のガーデン
宿根草も低木も、葉が茶色くなってきていませんか?

一年草は種を落とし、徐々に寿命を終わらせていきますが、来年以降も育ってくれる宿根草は、適切に手入れをすれば、来年は、ひとまわり大きな株に育って、より多くの花をつけてくれるようになります。

それでは、いくつかの代表的な植物を見ながら、手入れの方法をご紹介しましょう。

ベロニカ

ヴェロニカ トウテイラン
これは、ベロニカ‘トウテイラン’という品種です。写真では、ちょっとわかりづらいですが、長く伸びた茎の先端に花を咲かせて、それが、今、倒れそうになっています。そして、根元のほうをよく見ると、新芽がたくさん出てきているのがわかりますか?

この新芽を充実させると、来年は、もっと大きな株になって、花数も多くなります。
ですから、この新芽を残して、花のついていた茎は、すべて根元からカットしてしまいます。(写真の赤いラインがカットする位置です。)


シュウメイギク

シュウメイギク
シュウメイギクの場合も、ベロニカとほぼ同じ考え方でOKですが、葉と花芽が別々の茎から出るので、花の咲いていた茎と、古い葉をすべて取り除きます。

このように、内側から出ている、小さくて新鮮そうに見える葉が新芽です。
黄ばんでカサカサしてきているものや、色が濃くてゴワゴワしているものは、根元から全て取り除いてしまいます。


アジサイ アナベル

最近、すっかり日本の庭にも定着したアナベル。アジサイの仲間の低木ですが、切り方について質問を受けることが多いので、ここで紹介しておきましょう。

このアジサイの便利なところは、どこで剪定しても花芽があがってくれるので、初心者でも思い切って剪定できるところです。
アナベル
茎の下半分を残したい場合は、赤いライン。大きい花を咲かせたい場合は、青いラインで剪定します。
ただ、切る位置によって、花の大きさがだいぶ変わってきます。
ガイドがあるお庭に、初めてアナベルを植えたとき、知人であるイギリス人ガーデナーに剪定のしかたを尋ねたら、「アナベルは根元から切るんだよ」と教えられました。そのとおりに切ると、次の年、人の頭と同じくらいの、とても大きな花が咲きました。ただ、その花を支えているのはその年に伸びた新しい茎なので、とてもやわらかく、雨が降ると花の重みに耐えかねて、すべて倒れてしまいました。

そこで次の年、茎の下半分を残すようにして剪定したところ、前の年ほどの大きな花は咲きませんでしたが、花の重みで倒れるということはなくなりました。
ですから、「思いっきり、大きな花を咲かせてみたい」という方は、根元から。「花はそれほど大きせずに、倒れない方が良い」という方は、茎の中間辺りから剪定するのがおすすめです。


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