単なるグリーンではなく、イエロー系やチョコレート系の色をしていたり、「斑入り」といって、葉に模様が入っていたりして、葉に特徴のある植物のことです。
※「カラーリーフ」や「フォーリッジプランツ」の情報は、こちらの記事でもチェックできます。
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これらの植物には、日陰でも元気に育ってくれる品種のもがたくさんあり、これらの植物を効果的に使えば、普通、植物が育ちにくいといわれている日陰を、明るく彩ってくれます。
イギリスでは、あえて日陰をつくって、これらの植物を楽しむ例も。 |
それでは、比較的手に入れやすい、代表的な品種を紹介していきましょう。
宿根草類
江戸時代、日本からヨーロッパに渡り、品種改良によって様々な品種が生み出されたのち、再び日本に上陸したホスタ。今では、日本とヨーロッパ、いずれの地域でも、ガーデンを彩る植物として欠かせない存在となっています。
冬の間は地上部が枯れますが、環境に合えば年々株が大きくなり、葉もしっかりとした大きさに育ってきます。
ユキノシタ科の多年草。ここ数年、カラーリーフプランツへの注目の高まりともに、一般の方にも多くの種類が手に入りやすくなってきました。パープル系やシルバーの模様が入ったもの、さらに、ウェーブがかかったものや切れ込みの鋭いものなど、数十種類にも上る品種が、ヨーロッパやアメリカで盛んに生み出されています。
東京近郊なら、冬の間でも葉が残るので、「冬、さびしくなってしまうな」と感じる部分に植えておくと冬の間のポイントとして、活躍してくれます。
セリ科の宿根草。写真は白い斑の入った‘バリエガータ’という品種。相当暗い日陰でも、何の問題もなく育ってくれる、とても丈夫な植物。
一般的に、日当たりの悪い環境に強い植物は、暗いグリーン色をしていることが多くて、そのような植物を組み合わせた空間は、より一層暗い空間になってしまいがちです。しかし、このように白い斑の入った植物を組み合わせることで、その空間が、かなり明るくなる効果があります。ですから、「相当の暗さに強い白斑の植物」というものは、とても便利な存在なのです。
低木類でもカラーリーフの品種があるんです。
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