有機質の元肥をつかう理由
今回使用している元肥は、炭化けいふん・みみずのふん・牛ふん・EM菌などがブレンドされた市販のものです。牛ふんとEM菌は、土壌を改良する効果、炭化けいふんとみみずのふんは、高い肥料成分があります。なんだかいろいろな「ふん」がブレンドされていますが、完全に醗酵しているので、嫌なにおいはまったくありません。ガイドは、菜園に限らず、植物を植え付ける際には、まず、土を良くするための作業が重要だと考え、施工の際にはいつも、かなりの時間を割いています。よい土とは、簡単に言うと、適度な保水性があり、通気性や水はけも良く、適度な保肥性も持っている土のことです。よい土に植えることで、植物が健康に育ち、結果的に病虫害に強くなるため、薬剤の散布などを減らすことができると考えているからです。
植物たちが健康に育っている良い庭を目指して、現在も様々な方法を試している最中ですが、いろいろな「ふん」や微生物の目に見えない働きが、土を良いものにしていってくれていることは確実なようです。
植物の育った姿を想像して植えつける
元肥を混ぜ合わせたあと、再び培養土を鉢の8分目くらいまで入れたら、植物を、ビニールポットに入れたまま配置します。植物と植物の間隔は、それぞれの植物の育ったときの形や特徴などをイメージして、ある程度あけておかなければなりません。今回使用する植物は、それぞれこんなイメージです。- プチトマト … 今回の苗のなかで、最も背が高くなり、数週間後には支柱が必要となる。
- フェンネル … プチトマトよりは少し背が低め。葉張りもある程度出るが、葉が細くてフワフワとしているので、あまり、ボリューム感は感じない。
- バジル … 適度に切り戻しながら育てていくと、葉張りが出て、ボリューム感も出てくるが、あまり背は高くならない。
こういった特徴をイメージしながら、ある程度生長したタイミングで、バランス良く見えるように配置することが、寄せ植えをする際のポイントです。ですから、今回は、プチトマトの周囲は一番広めのスペースをとってあり、また、背が低く横にボリューム感の出るバジルは、手前に植えてバランスをとるといった配置になっています。
初めて育てる植物で、その植物がどれくらいの大きさになるのかわからないというときでも、たいてい、商品のタグの裏面に書いてありますので、それを参考にしてみてください。
苗のタグ読み解きかたについては、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
すぐダメにしないための植物選び~草花編
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