食の安全や、環境の問題などが気になる昨今、今年は、ベランダでもできるオーガニックな菜園に挑戦してみませんか?
育て、収穫して楽しむ、単なるベランダ菜園ではなく、部屋から眺めても楽しめる寄せ植え風のデザインで、しかも、化学農薬を使わない手入れを目指します。
初心者の方でも簡単に行えるよう、材料の調達や植え付けにはじまり、手入れの仕方から収穫まで、プロの技やオーガニックのポイントをまじえて、リアルタイムで、ていねいに紹介していく予定です。
第1回目の今回は、どんな材料を揃えればよいか、紹介していきます。
簡単に育てられる野菜の苗を用意する
ベランダ菜園というと、長方形のプランターに、一種類の野菜を3~4株、1列に並べて植えるというイメージがありますが、今回作るベランダ菜園は、育てるだけでなく、部屋から眺めても楽しめるものを目指します。ですから、見た目にも楽しめる数種類の野菜やハーブを寄せ植えにしていきます。【今回用意した苗】
・プチトマト … 初心者でも簡単に育てられる野菜の代表。ガーデンセンターに行くと、プチトマトだけでも、10種類以上の品種が売られていて、1種類だけ選ぶには相当悩んでしまいますが、今回は、加熱してもおいしいおしいという、‘イタリアンレッド’という品種を選びました。収穫後のパスタが楽しみです。
・スウィートバジル … 日本人には一番なじみが深いハーブのひとつ。育てている最中でも、ちょこちょこと収穫して、料理に使えるのがうれしい。
・フェンネル‘ブロンズ’ … フェンネルは、あまり普段の料理には登場しないかもしれませんが、カルパッチョなどにちぎって乗せるだけで、抜群の風味を発揮してくれます。
フェンネルの葉は通常はグリーンですが、今回は、グレーのプランターや、トマトの赤色とコーディネートするという目的で、あえて、ブロンズ色の品種を選びました。また、プチトマト以外にも、ピーマンやトウガラシなどは、野菜の中でも簡単に育てられるものです。黄色や赤色が鮮やかな、パプリカなどもおすすめです。
ところで、プランターは、どのような形良いのでしょう?
次のページではプランターの選びかたについて紹介しています。