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その1 オーガニックな菜園のための材料調達(3ページ目)

食の安全や、環境の問題などが気になる昨今、今年は、ベランダでもできるオーガニックな菜園に挑戦してみませんか?シリーズ第1回目は、材料の調達について、初心者の方でもわかりやすく解説しています。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド


鉢底土には炭を使う

鉢に培養土を入れる前に、鉢のいちばん底に入れる土のことを「鉢底土」といいます。これには通常、通気性や排水性の良い赤玉土や軽石を使うのですが、今回は、この部分に炭を使ってみましょう。

鉢底用の炭
左下に見えているのが、鉢底用の炭。
軽石以上に多孔質の炭は、通気性・排水性を保ちながら、適度な保水力と保肥力を発揮してくれます。それから、炭を活用することは、今問題になっているCO2の排出削減にも、寄与することができるのです。なぜなら、植物は生長していくなかで、毎日CO2を吸収してくれています。これを、燃料として燃焼してしまうと、結果的にCO2を排出することになってしまいます。しかし、炭としてCO2を固定して土に埋めて活用すれば、CO2を排出せずに徐々に土に還ってゆくからです。

大きなホームセンターなどに行くと、「鉢底用の炭」という商品が売られています。また、もしご家庭に、バーベキュー用の炭の余りがあったりしたら、それを適当に砕いて利用しても構いません。

こうして、下の写真のように材料が揃いました。
オーガニックなベランダ菜園のための材料
左上から時計回りに、培養土・野菜とハーブの苗・プランター・鉢底ネット・元肥・炭

左上のグリーンのバケツに入っているのが、培養土。そして、左下の炭の隣に見えているのが、有機質の元肥(もとごえ)です。ガーデニングに慣れてきて、すべての材料にとことんこだわりたい方は、培養土もご自分でブレンドするのも良いでしょう。でも、初心者の方は、最初から買い揃えなければいけない材料の種類数が、かなり増えてしまうので、あらかじめブレンドしてある培養土を調達すればOKです。

培養土の作り方については、こちらのページを参考に。
マイブレンドの土を作る

次回は、植え付けの方法について紹介します。
上の写真で、「鉢底ネットがちょっと違うな」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。そんなプロの技も、明らかにしていく予定です。

【オーガニックなベランダ菜園 シリーズ記事】
その2 プロの技を活かした植え付け方法

その3 育ってきたら必要な作業

木酢液の意外な効果と簡単な使い方


【関連記事】
・ガイドのオーガニックなガーデンについてのインタビュー記事
 花にも漢方?自然の力を活かした庭づくり

ベランダにおすすめのプランターベスト3

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