ミントの地植えの注意点とは
ミントを地植えにしてはいけない?
ハーブは、園芸植物の中でも、育てやすい品種が多いことで知られています。その中でも、ミントは、繁殖力が強く、放っておいても、勝手に大きくなってくれるほど、育てやすいものです。
ミントの苗は手に入れやすく、ガーデンセンターやホームセンターへ行けば、何十種類もの品種が売られています。スペミントやペパーミントなど、好みのミントを、ベランダやキッチンの近くに植えておけば、デザートに添えたり、お茶に入れたりと、ちょっとしたことに使えて、便利です。
それなのに、「地植えにしてはいけない」って、一体どういうことなのでしょうか?
繁殖力が旺盛なミント
でも、これくらいの繁殖力だったら、他のハーブや草花でもよくあることで、それほど驚かれないかと思います。
根が、横へ横へと伸びていて、その節々に、ひげ根が出てきているのがわかりますか?この、ひげ根が出ている、それぞれの節の上部に、今度は芽が出はじめて、やがて、それぞれが大きな株に生長してゆくのです。
実は、このような繁殖のしかたをする植物は結構多いのですが、問題は、そのスピートドがものすごく早いということなのです。ですから、他の植物と一緒の鉢に植えてしまうと、ミントの繁殖力の速さに負けてしまって、他の植物の生育が、次第に悪くなってきてしまいます。そうすると、さらに、ミントの勢力に対抗できなくなってきて、いつの間にか、その鉢は、ミント1種類だけのものになってしまうのです。
それでは、ミントを楽しむには、どのようにしたら良いのでしょうか?
こんな解決方法をみつけました!
ひとつは、単独で鉢植えにするということです。でも、鉢植えにしておくと、夏場は毎日水やりをしなければならず、水やりの手間が面倒です。もし、地植えにするスペースがあるのでしたら、やはり、地面に植えたいものですね。根がそれ以上伸びないように、波板のようなもので仕切りをするとか、工夫をされている方もいらっしゃるかと思いますが、最近、こんな簡単な方法を見つけました!ミントだけが、このように植えられていたので、やはり、ミントを他の植物と一緒に植えてはいけないというのは、万国共通の悩みなのだなあと実感しました。
これは、ご覧のとおり、ミントをまず、素焼きの鉢に植えています。そして、その鉢ごと土の中に埋めてしまうというものです。こうすれば、他の植物との間にバリアーができて、他の植物を侵略していってしまう心配がなくなりますね。
この方法、根の繁殖力が旺盛なスズランなど、ミント以外の植物にも応用できそうです。ミントを地植えで!是非、楽しんでみて下さい。
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