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キッチンでハーブを楽しむ(3ページ目)

最近は、お気に入りのハーブを、気軽に手に入れることができるようになっており、家庭でも、フレッシュハーブを使う料理が、一般的になってきました。皆さんは、日頃、どのようにしてハーブを楽しんでいますか?

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド


ハーブを元気に育てるポイントは、「目をかけてあげながらいじめる」こと。

ハーブの苗は、大抵、ビニール製の小さなポットに植えられた状態で売られています。お気に入りの苗を買ってきたら、必ず、植木鉢に植え替えます。
植え替え方はこちら。
草花を買ったら、必ず植え替える

育てる際のポイントは、次の3点です。

1.置く場所は、部屋からもよく見える屋外に。
2.水は与えすぎない。
3.ちぎったり、切ったり、まめに使う。

置く場所は、部屋からもよく見える屋外に

植物の生育に必要なものは、皆さんもご存知の通り、水・太陽・土ですね。土の問題は、最初に植え替えることで解決しました。次に、太陽です。観葉植物のように、室内に置いておいても生育していくことのできる品種もありますが、ハーブ類は、もともと、日当たりの良い環境で、雑草のように育っていたものが多いので、室内に置いておくと、どうしても、生育が悪く、病気などにもかかりやすくなってしまいます。ですから、本当は、屋外で地植えにして育てるのがベストといえます。
置き場所は日当たりの良いテラスなどに

でも、鉢植えだからといってあきらめることはありません。置き場所を、ベストな位置にすれば、大抵の品種はうまく育てることができるでしょう。まずは日なたを確保すること。そして、例えば、キッチンに立ったときに目に入る、ベランダやテラスなどで栽培することです。そうすれば、マメに利用するようになり、それが、マメに手入れすることにつながるので、一石二鳥なのです。

水は、与えすぎない。

そして、生育に必要なもうひとつの要素、水。これは、あげ過ぎないことがポイント。特に、今回おすすめしているハーブは、シソを除いて、もともと、ヨーロッパの乾燥した気候に適しているものなので、その気候に近い状態にしてあげることが、より良く育てることにつながります。野菜を栽培する際に、よく、水をあげすぎないほうが、実がしまり、香りが凝縮したものができるといわれますが、ハーブも同じで、水をあげすぎないほうが、香りの強いものに育っていきます。

「土の中まで完全に乾燥したら、水をあげる」これが、丈夫で香りの強いハーブを育てるためのコツです。慣れないうちは、土の中に指を入れてみて、乾燥していたら水をあげるようにすれば、間違いありません。

ちぎったり、切ったり、まめに使う。

そして、最後のポイントは、マメに使うということ。よく、「草花をどこで切ったら良いのか良くわからない。」という方がいらっしゃいますが、ハーブの場合は、基本的に、どこで切っても大丈夫。変なところで切ったからといって、絶対に枯れることはありません。それどころか、マメに切ってあげた方が、枝葉が広がって、より、充実した株に育っていくのです。

例えば、バジルなら、こんな風に切ります。
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