「究極の青い花」といわれる‘ヒマラヤの青いケシ’の実物を見ることもできます。 |
この特別展では、「花とは何か」ということから、「最新の科学研究結果」、そして、花を愛でる文化についてなど、10のテーマが設定され、テーマごとに展示が行われています。
ところで、人類最初の花の利用は、なんと、6万年前のネアンデルタール人で、洞窟遺跡の花粉分析から、死者に花を手向けたという説が知られているそうなのですよ!
白い花が白く見えるのは空気の泡のせいだった?!
「花とはなにか」ということも、科学的に説明されています。 |
花が様々な色に見えるのは、花に含まれている色素成分が作用しているということは、皆さんもご存知のとおりです。例えば、黄色い花には黄色の色素が含まれていて、赤い花には、赤色の色素が含まれているので、その色に見えるということですね。と、いうことは、白い花には、当然、白い色素が含まれているから、白く見えるのではないかと思いませんか?
白い花が白く見えるのは、石鹸の泡が白く見えるのと同じ原理。 |
白い花には、黄色や赤など、強い色の色素が入っていないので、空気の泡だけが強調されて見えるのですが、私達にはほとんど見えない、紫外線域に光の吸収を持つ、フラボノイドという色素を持っている植物が多く、この色素は、ハチなどの昆虫には見えているので、人間が白いと感じている花も、ハチが見ると、違う色に見えている。そんなことも、わかりやすく解説されています。
さて、今回の取材では、「青いバラ」開発者にインタビューすることができました。詳しい内容は、次のページで!