チューリップの季節です。チューリップって、茎がすべったり、うねうねしていたりして、アレンジしにくいと思っていませんか?でも、そこがチューリップの楽しいところ。チューリップの花ごとの特性を知り、扱いにくさをチャームポイントに変えて、思いっきり楽しみましょう。

日本に流通しているチューリップは、なんと、約2600種類もあるといわれています。品種によって、咲き方や茎の硬さなどの特徴が違ってきます。

やわらかい茎が特徴の‘サッポロ’

サッポロ_昼間
これは、‘サッポロ’という品種。細い花びらが反り返り、ユリのような花の形をしているので、「ユリ咲き」と呼ばれています。明るいアイボリーの、すらっとした花形が、清楚なイメージで、人気のある品種です。

この品種は、茎が細いので、こんな風にたらっと垂れ下がるのですが、それを活かして、下から眺めるようなイメージでいけるとよいでしょう。


サッポロ_夜間
実はこの、垂れ下がった姿は、昼間の姿。夜になって暗くなると、こうして茎が立ち上がり、花びらが閉じてきます。

このように、夜、閉じて、昼、開くということを繰り返すのが、チューリップ共通の特徴。この、「開いて閉じて」を繰り返しながら、徐々に花が開ききっていくのです。ですから、昼と夜で、まったく姿が変わってしまっていることもよくあるのですが、それを逆に楽しんで、アレンジしていくのが、チューリップを楽しむコツのひとつといえるでしょう。


オーソドックスに活けやすい‘ファンシーフリル’

ファンシーフリル
これは、‘ファンシーフリル’という、フリンジ咲きの品種。花びらの縁が、細かいフリンジのように裂けるので、このように呼ばれています。最近は、フリンジ咲きで八重咲きの品種も生産されているようです。

この品種は、茎がしっかりしていて、先ほどの‘サッポロ’のように、あまりくねくねまと曲がらないので、オーソドックスな活け方に向いています。


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