ハンプトンコートパレスフラワーショウ
イギリスには、「英国王立園芸協会」という、園芸を愛する人たちのための公益法人があります。そこが主催するヨーロッパ最大の花と庭園のショウが、ロンドン郊外のテムズ河畔に建つ宮殿、ハンプトンコートパレスで毎年開催されます。ヨーロッパ最大の花と庭園のショウ「ハンプトンコートパレスフラワーショウ」 |
ショウガーデンといって、ガーデンデザイナー達が腕を競い合うガーデンの展示があり、マーキーと呼ばれる巨大テントの中では、植物苗の生産業者が独自の品種や新品種を展示しています。その他に、オブジェやガーデンファニチャーなどの展示、道具や苗の販売などが行われていて、まさに、「庭好き・花好きのための祭典」といったイベントです。
トレンドを反映するショウガーデン
特に、ショウガーデンは、トレンドを反映したデザインの作品が多く、毎年、世界中のガーデナーから注目が注がれています。その中から、皆さんでもすぐに応用できそうなアイディアをピックアップして紹介していきます。フォーリッジプランツの代表格のひとつ「ホスタ」。(日本名:ギボウシ) |
同系色でまとめる
白~黄緑系の同系色で全ての植物を統一しています。よく見ると、シルバーっぽい色の葉や、ひゅんひゅんとした黄緑色の葉、白くてふわっとした花の咲いているものなど、様々なフォルムの植物が組み合わされています。
手前には、背が低くて、ぽってりとした雰囲気のもの・奥側には背が高くて軽やかな雰囲気のものをまとめ、なるべく違ったフォルムのものが隣同士になるように組み合わせていますが、こういったテクニックは、フラワーアレンジメントの手法とも共通します。
もっと進んだフォーリッジプランツの使い方は次のページで。