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葉っぱの使い方に注目!フラワーショウ報告(2ページ目)

先月、筆者がイギリスで見てきたフラワーショウ。毎年世界中のガーデナーから注目が注がれるショウの中から、すぐに応用できそうなアイディアをピックアップして紹介します。キーワードは「フォーリッジプランツ」。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド


ポイントに「銅葉」を使う

銅葉の植物
イギリスで人気の銅葉の植物。様々な種類があります。
「葉の色」=「緑色」
いえいえ、葉の色は緑色とは限りません。日本でも、最近徐々に売られはじめたのが、「銅葉」の植物。「銅」といっても、チョコレート色や、紫がかった茶色など、様々な色の品種があるのですが、こういった植物をポイントに使うことは、イギリスでは一般的に行われていて、人気のある植物として売られています。


銅葉A
 
例えばこの作品。右手前に見える、背の低い丸みがかった葉は、「ヒューケラ」という植物で、フォーリッジプランツの代表格。その後ろにあるのが「アスチルベ」という植物で、通常、茎は緑色なのですが、茎が赤茶色の珍しい品種を使い、手前のヒューケラと色でコーディネイトしています。このように「銅葉」系の植物をかたまりで使うことで、草花だけでも、奥のオブジェに負けないくらいの存在感が感じられます。


銅葉B
 
それから、小さなお庭でもすぐに真似できそうな作品は、こちら。
ラベンダーやアガパンサスなど、紫色の花をたくさん植えて、その中に、葉の形が特徴的な銅葉の植物を使っています。レンガ塀のすぐ手前、とがった葉の「ニューサイラン」という植物の前に植えられている、長細く紫がかった葉の植物は、なんと、「ヤツガシラ」。エキゾチックな雰囲気を演出するのに一役買っています。さらに手前に見えている、オレンジ色や赤紫色の葉は、やはり「ヒューケラ」です。

ここで注目したいのは、この「ヒューケラ」。オレンジ色のものはベンチの色に、赤紫色のものはレンガ塀の色に近い色を使うことで、庭全体の一体感をより高めることに成功しています。

最後に、フォーリッジプランツの最大の特徴を。それは、花がない時期でも葉の色や形で楽しむことができること。どこの国でも人気が高まる理由、うなずけます。


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