どんなグラスでも簡単! 一輪挿しの方法
いつもの食卓に、お花が一輪あるだけで、とても豊かな気分になれますね。でも、シンプルにお花を一輪だけ飾るのって、意外と難しいと思いませんか? 一輪挿し用の花瓶を使っているけれど、いつも同じ器ではつまらない。お気に入りのグラスに、イメージどおりに花を一輪挿せたら、きっと素敵なのに。そんな風に思ったことのある方、たくさんいらっしゃると思います。口のつぼまっている、一輪挿し用の花瓶なら、一輪でもうまく挿すことができますが、通常のグラスだと、口が広がっているので、花が自立せず、バランスをとるのが難しいですよね。そこで、ミスキャンタスという、草ものの材料を使って、どんなグラスでも簡単にきまる、一輪挿しの方法を紹介します。
ミスキャンタスを使って一輪挿し
茎が硬い場合は、いきなり小さく丸めようとせず、徐々にしなやかにさせながら、まるめてゆく。
このとき、草の向きが平行にそろっているのではなく、写真のように、適度に交差しているようにする。
いかがですか? 一本では自立できない花を、ミスキャンタスが絡み合っている隙間を上手く利用し、立てているわけです。この方法をマスターすれば、ミスキャンタスの分量を調整することで、太いグラスや長いグラスにも応用できます。
もし、ミスキャンタスが手に入らない場合でも、このような葉もので、しなやかで、ある程度張りのある品種が調達できればOKです。たとえば、ベアグラスやニューサイランなどで、これらの葉ものは、大抵、いつの季節でも売られています。
今回は、挿す花としてラナンキュラスを使用しましたが、アリウムなどの、茎のラインに特徴のある花を使うとモダンなイメージの一輪挿しに仕上がります。
ステップアップのポイント
この方法を、普通のグラスアレンジメントに応用。 |
この方法を応用すれば、茎がツルツルすべって活けにくいゼンマイなども、モダンなイメージに仕立てることが可能です。
【花材】
ニューサイラン
ゼンマイ・リキュウソウ(グリーン)・ラクスパー(白・ピンクの花)
【関連記事】
・切花を買ってきたら、まず、コレをしましょう!
切花を買ったら、まず水あげを!
・他にも、一輪の花を活かす技を知りたい人は
1本の花を、たっぷりみせる