ロングステイ/ヨーロッパでロングステイ

ドナウの女王ブダペストで暮らすハンガリー(6ページ目)

欧州ロングステイの新拠点ブダペストを現地でガイドが徹底取材しました!レジデンシャルや温泉ホテルに暮らすように過ごすハンガリー。フォリントの下落で物価安も際立ちます。中欧滞在の魅力を総結集しました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ハンガリー・ロングステイの基礎知識

ハンガリーのロングステイ基礎知識をまとめました。

ハンガリーのノービザ滞在は90日間まで
一望千里
ウィーン直行便で飛行時間は成田から約11時間半
ハンガリーのノービザ(無査証)滞在許可期間は90日間、パスポートの残存有効期間3ヵ月が必要です。日本からの入国における入国審査はシェンゲン協定により、からなずしも最終入国先で行われるとは限りません。例えば、オーストリア航空 OSを利用してウィーンで乗り継ぎをする場合、入国審査はウィーン・シュヴェヒャート空港で行われます。
さらに、シェンゲン加盟域内全ての滞在日数が、累積カウントされますから、ハンガリー以外の欧州諸国にも滞在をする場合は注意が必要です。日本人の場合、加盟域内でのノービザ滞在は6ヵ月以内90日間まで。累積の滞在日数が、6ヵ月以内90日間を満了したあとに再びシェンゲン加盟国に入国する場合は、最初の入国日から6ヵ月を経過しないと再入国できません。

持ち物や準備で気をつけたいこと
ウィーン空港
現地調達のものと日本からの準備品をリストアップしよう
<電圧>ハンガリーの電圧は220ボルトなので、海外仕様ではない電化製品を使用する場合、変圧器が必要です。また、C型(2つ丸穴)のプラグアダプターを用意しましょう。
<お金>現地での滞在生活費は、国際キャッシュカードを利用しましょう。日本に置いてある円を、現地ATMを利用することで、フォリントで引き出すことができます。ブダペスト市内には、シティバンクの支店もあります。米ドルやユーロで預けているひとは通貨を選んで引出ができます。また、両替所は市内いたるところにありますが、場所によってレートが異なります。
<時差とシーズナリティ>日本との時差はマイナス8時間です。サマータイム実施期間(3月最終日曜の深夜2時~10月最終日曜の深夜2時まで)は-7時間。北海道と同緯度ですが、夏時間ともなると日が長く、日中は暑くなります。朝昼晩の寒暖の差が激しいので、羽おるものを用意します。夏シーズンは宿泊料金が高くなるのが通例です。
<度量衡とチップ>日本と同じくキログラムでメートル法。チップの習慣があります(タクシーやレストラン利用に10%、ほか200フォリントが目安)。なお旅行者には、VAT付加価値税の払い戻し制度があります。

日本からの空の便・欧州域内の移動について
OS
ウィーンのオーストリア航空自動チェックイン機は日本語表示が選べる
日本からブダペストへの直行便は、現在ありません。そこでハンガリーのお隣り、オーストリアの首都ウィーンを欧州大陸のゲートウェイにすると、飛行距離が比較的短縮され、時間効率がよいでしょう。そこで、ブダペストはじめ中欧各都市への乗り継ぎの便もよいオーストリア航空 OS の利用をおすすめします。
ちなみにブダペストからウィーンへの陸路は、車で約3時間。また、ドナウ川の客船クルーズAMAウォーターウェイズのアマダージョ号を利用して、ブダペストからブラチスラヴァ(スロヴァキア)~ウィーン(オーストリア)~ドイツ国境の都市パッサウ Passau を経由してフィルスホーフェン Vilshofen までを、時間をかけて移動するのもおすすめです。

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