商家に民泊して原住民や客家を調べる
「登山も台湾滞在の愉しみのひとつ」と語る山野さん |
台湾には、現在44万人ほどの原住民が生活を営んでいますが、そのなかでも屏東地区には、ルカイ族やバイワン族が、かつての生活様式もそのままに、暮らしているのだそう。また、客家(はっか)と呼ばれる一族が多い地域だけに、ひととのつながり(人間関係)も濃密で、「本当の家族のように接してくれた」のだそう。
英語や日本語はあまり通じなくとも、「筆談で互いを理解しながら、大きな不自由なく、2ヵ月間を過ごせた」という山野さん。ホストファミリーのなかで最長老のおばあさんは、幼いころ日本語教育を受けた世代。初めはたどたどしい日本語だったのも、別れるころには言葉をどんどん思い出したようで、達者になったといいます。「蛙の鳴き声がうるさい田舎の街でしたが、ひとびとの暮らしには(金銭ではない)豊かさがあった」と語ります。
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