今年もまた、世界旅行博の季節がやってきました。業界公開日(9月14日)、一般公開日(9月15~16日)に先立ち、9月13日に東京ビッグサイトで開催されたJATA国際観光会議2007の様子を速報でお伝えします。今年の旅行博のテーマは「旅の力」。そして、国際観光会議基調講演のキーワードは、ズバリ「2wayツーリズム」です。観光立国をめざす日本の、21世紀にあるべき姿とは?


観光立国をめざし双方向の大交流時代へ

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「ようこそジャパン」の合言葉で訪日外客1千万人時代を間もなく迎える
インアウト旅行者の格差是正を目的にしたビジット・ジャパン・キャンペーンがスタートしたのは、2003年のことでした。ときの小泉政権が打ち立てた「観光立国宣言」を受け、観光立国推進基本法も成立。21世紀の日本は、観光立国として内外の人的交流が活発化し、大交流時代が到来するといわれています。

現在、日本から海外への旅行者の数は、1800万人弱。ところが、海外から日本への旅行者の数は約733万人(2006年)と、大きな隔たりがあります。
日本は、外国人観光客の数が、世界のなかで第31位と低調で、観光地・滞在地としての不人気ぶりも如実です。

ちなみに、海外からの旅行者の受け入れ人数で、世界第1位の国はフランスです。アジア域内でみても、魅力的な世界遺産を誇る中国(第4位)、多民族国家のマレーシア(第13位)、アジア金融の中枢・香港(第16位)、低物価でリゾート観光にも人気のタイ(第18位)、カジノが本場を抜いたマカオ(第23位)、アジア物流のハブ・シンガポール(第29位)にも劣るのが、今の日本の姿なのです。

そこでビジット・ジャパン・キャンペーンでは、この訪日外国人旅行者の数を、2010年までに1000万人達成を目標に掲げ、さまざまな施策を打ち出してきました。日本へ訪れる外国人の数が増えることで、さまざまな経済波及効果が期待できるのと同時に、日本の文化や豊富な観光資源を、広く世界のひとに伝えることができるのです。


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