ロングステイ/ロングステイ関連情報

開かれた日本「2wayツーリズムの時代へ」(2ページ目)

旅行博の季節がやってきました。公開に先立ち開催されたJATA国際観光会議2007の様子を速報でお伝えします。キーワードはズバリ「2wayツーリズム」。観光立国をめざす日本の21世紀にあるべき姿とは?

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

日本は「2wayツーリズム」の時代へ

舩山会長
約45分にわたるスピーチを全編英語で世界に訴えたTIJ舩山会長
年に一度の旅の祭典「世界旅行博」の開場に先立ち、9月13日東京ビッグサイトにおいて、国際観光会議2007が開催されました。この会議には、国内外から、ツーリズム産業を牽引する業界関係者たちが集い、活発な討議が繰り広げられました。

舩山龍二日本ツーリズム産業団体連合会会長による、「ツー・ウェイ・ツーリズムで築く『観光立国』日本 そのロードマップ」と題した基調講演は、日英二ヵ国語同時通訳で行われました。日本の現状や課題、観光立国としての今後のあり方について、舩山氏は次のように語っています。

小泉前首相は歴代総理のなかで初めて、観光をナショナルポリシーとしてとりあげ、国際相互理解のなか、「メイド・イン・ジャパンから、ビジット・ジャパンへ」と国策転換をはかりました。日本国内の観光消費における経済効果は50兆円規模といわれており、雇用創出効果も500万人に届く勢いで、現在推移しています。

海外からの訪日観光客を増やすため、日本と2国間の外交周年行事や文化交流プログラムなど「国際交流」の場を、これから積極的に増やす取り組みが、国と地方行政、民間が協力することで一致していると、舩山氏は続けます。

21世紀は、政治、経済、文化、教育、スポーツ、芸術など、あらゆる面でのツーウェイな国際交流が盛んになると考えられています。


>>次のページは「16億人の旅人が世界を往来する」です
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます