リタイア移住の達人「日本の家をダウンサイジングする」
白岩さんはKLでゴルフの会員権を購入した |
現在は、マレーシアの首都クアラルンプールの中心街にそびえる高級コンドミニアムに暮らす、憧れリタイア世代です。
海外駐在経験はないものの、現役中は有能な日本人エンジニアとして全国を出張で飛び回っていた潔さん。また、妻の陽子さんは、明るく社交的な性格で、学生時代に約二年間の留学経験があります。
将来のリタイア移住を視野に、大学進学を控えたひとり息子さんを交えて、まずは三者会談を開きました。そして、長年住み慣れた東京・大森の一軒家を売却することに決めたのは、定年退職のわずか一年前。手入れや管理も簡単なマンション暮らしにダウンサイジングすることに、息子さんも賛同してくれたことで、迷うことなく売却をしたわけです。
幸い潔さんが現役中ということもあり、都内の一等地にマンションを購入する手続きは、そう難しくなかったと語ります。買い替え後は、いよいよリタイア移住の準備を始めるばかりとなりました。
【リタイア移住達人のコツ>その1】
リタイア移住を視野に入れた自宅の買い替えは現役中に着手するとよい
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