なぜ、LTHは後から出てきた?
なぜ、LTHタイプのメディアは後から出てきたのでしょうか?それは開発効率の問題です。金属素材を組み合わせた相変化形式のメディアは開発効率がよく、ある程度どの程度の期間で開発できるか?ということの見通しがつきます。
これに対して、色素素材の場合、そのレーザーにマッチした色素素材を探し出せるか?に課題があり、相変化形式と比較すると、その開発を計画的に進めるのが難しくなります。
DVDと比較すると、ブルーレイは飛躍的に記録密度が高いため、どの程度の期間で使用できる色素素材が発見できるか?は計画的に実行できるものではありませんでした。そのため、BD-Rは当初、色素素材を使うことを切り捨てて、相変化形式の金属素材でBD-Rメディアを開発したわけです。
次ページではLTHタイプのメディアがなぜまだ割高なのかの話をします。