ダイジェスト再生をする操作としては、XMBメニューで再生したいビデオを選び、オプションボタンを押して、オプションを表示させ、「ダイジェスト再生」を選択して「決定」を押すことで、ダイジェスト再生を開始します。なお、ダイジェスト再生中に「再生」ボタンを押すことで通常の再生に切り替えることができます。ちなみに、BDZ-V9はデジタルWチューナーを搭載していますが、ダイジェスト再生が可能なのは、「録画1」チューナーで録画したものだけです。
ダイジェスト再生を選択しているところ。 |
■目的に応じてレベルも設定も可能
録画によって解析結果のグラフの形状は変わってくる。 |
解析結果のグラフの白い部分が、そのとき選択されているモードで再生される部分。 |
■ジャンルによって変わるアルゴリズム
ちなみにこのダイジェスト機能での再生シーンの選択アルゴリズムは、サッカー、野球、相撲・格闘技、音楽、ゴルフ、ニュースなどの番組の特性によって変わり、最適なアルゴリズムが使われるようになっています。「その他」ジャンルというものもあり、ドラマや映画をダイジェスト再生することもできます。
番組ジャンルによって、ダイジェスト再生のアルゴリズムが変わる。 |
アルゴリズムとしては、サッカーなどではゴールがらみの歓声のあがるシーンを中心にカットしているようです。ユーザーが注目しているのはゴールがらみのシーンなので、これはこれで正しいでしょう。音楽番組などでモードを短めに設定すると、途中のトークをカットし、歌のシーンなどを中心に観ることができるて便利です。
ダイジェスト再生のジャンルモードはEPG情報から自動設定される。写真では音楽番組なのでジャンルが「音楽」に設定されているのがわかる。 |
■有効なジャンルは音楽、スポーツか
実際に使ってみると、音楽番組やスポーツ番組では重要なシーンがクローズアップされ、効率的に機能が働いていると感じます。これに対し、当然と言えば当然ですが、ドラマなどでは、短めにダイジェスト再生すると内容が把握できず、結局はすべてを見直すことになってしまいます。また、このレコーダーならではのジャンルであるニュースに関しても、世の中で何が起きているのかを短時間でだいたい把握するためには便利だと感じました。
まとめ
今回、紹介した短縮再生機能はスポーツ番組などでは特に有効で、実用性がある機能だと言えます。このような録画をより短時間で観ることができる短縮再生は今までのレコーダーにない機能です。録画を短時間に、あるいは効率よく観られる機能は、これからもいろいろ登場してくることでしょう。今後、このような機能もレコーダー選びの重要なポイントの1つになってくると思います。