TV画面で気軽に録画予約ができるEPG
VHSビデオの時代にはTV番組の録画と言えば、新聞のTV欄やTV番組雑誌の情報から行うのが普通でした。しかし、現在のDVD・HDDレコーダーはEPG(電子番組表)機能を搭載し、レコーダー自体で1週間分の番組の情報を得て、録画予約ができます。現在のレコーダーのほとんどすべては、このEPG機能を搭載しています。この記事では、EPGの基礎的な知識、主流のEPGの紹介、そして、EPGでの実際の予約を紹介していきます。
まるで新聞や雑誌のTV欄を見るように番組を探して録画予約できるEPG機能がレコーダーの魅力の1つ。写真は東芝RD-E300のデジタルWEPG画面。 |
■Contents
1. 一口にEPGと言っても
2.デジタル放送でのEPG
3.アナログ放送でのEPG
4. インターネットを使ったEPG
5.EPG予約の実際
6.現在のEPG状況のまとめ
一口にEPGと言っても
一口にEPGと言っても、実はいくつかの種類があります。EPG機能によって、どのような手段で番組情報を得るかも異なっています。現在のEPGの情報取得の主流は「デジタル放送」、「アナログ放送」、「インターネット経由」の3つです。どのEPGに対応しているかはレコーダーの機種によって異なっています。
デジタル放送の予約にはデジタル放送EPG、アナログ放送の予約にはアナログ放送EPGが使われます。アナログ放送EPGの場合、アナログチューナー搭載機でも機種によってEPG機能を持っていないことがあります。これに対し、デジタル放送対応機は、ほとんどすべてデジタル放送EPG機能を持っています。また、インターネット経由のEPG機能は、国内のレコーダーでは東芝のRDシリーズだけが搭載しています。
EPG種類 | 受信可能時間 | インタラクティブ性 | インターネット接続 |
アナログ放送EPG | 特定時間のみ | なし | 必要なし |
デジタル放送EPG | 常時 | なし | 必要なし |
インターネットEPG | 必要に応じて | あり | 必要あり |
代表的なEPG機能の特性比較 |
次ページでは、現在の主流EPGである、アナログ放送EPG、デジタル放送EPG、インターネットEPGについて説明していきます。