ミステリー&コミックで英語三昧
『天使と悪魔』は、原作は『ダ・ヴィンチ・コード』より前に書かれています |
映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第2弾である『天使と悪魔』が、5月15日から公開されます。今回も米ハーバード大学の"宗教象徴学者"であるロバート・ラングドン教授が大活躍。ローマ・カトリックにまつわる殺人事件の謎を解き明かします。
ダン・ブラウンの原作は、一度読み始めたらやめられなくなる、ノンストップ・ミステリー。時間がたっぷりあるゴールデンウィークの間に、ぜひ完読にチャレンジしてみましょう!
キリスト教関係の話なので、なじみのない単語が多いかもしれませんが、1センテンスが短く、テンポよく読み進められます。また、セリフ部分が多く、会話例の参考になるところも大きな利点。声に出して読んでみると、会話の練習になりそうです!
『ダ・ヴィンチ・コード』の主な舞台がパリとロンドンだったのに対し、『天使と悪魔』ではサン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、パンテオンなどローマの名所が次々と登場します。読んでいるだけでヨーロッパ旅行の気分が味わえるのも、このシリーズの魅力。今年の夏休みは、『天使と悪魔』の舞台が旅行先として注目されるかもしれませんね。
Candabileは音楽の用語で「歌うように」ということ(イタリア語) |
Nodame Candabile
テレビドラマが話題となった、音楽家の卵たちを描く少女コミック。主人公たちはフランスへ留学、海外でデビューしてしまうというインターナショナルな内容なのですが、実はこのコミック、英語版が出ているのです!「いきなり洋書を読むのはどうも……」という人でも、コミックの文字数くらいだったら、比較的ラクに読めるはず。
音楽の話と言っても、コミックの大半を占めるのは若者同士のごく普通の会話。英訳ではあまりくだけた感じにせず、ニュートラルな表現になっているので、そのまま覚えて使えそう。舞台がフランスとなってからはロシア人や中国人の留学生らも登場、パリ生活やフランス旅行の様子も楽しめて、これまたのんびり旅行気分を味わえる作品です。
英語版は17巻まで発売中。また、英語と日本語の「バイリンガル版」もあるので、日本語と比べながら読み進めてみると、日英の表現の違いがわかったりして、面白いかもしれません。
以上、"読む"英語に親しむ方法を紹介しましたが、せっかくだからリスニングに役立つこともしておきたいですよね。そこで、次のページで、DVDやテレビを英語学習に生かす方法をご紹介します。