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空港で見つけた面白表現をチェック!(2ページ目)

海外に出ると、普段日本にいるときには気づかない、思いがけない英語表現に出会うことがあります。今回は空港の掲示をご紹介、過去の思い込みをチェックします!

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

Noを使わず「ダメ」と言うには?

lipstick
空港の掲示に注目!英語の勉強になります
日本人は「禁煙」というとまずNo Smokingという言い方を思い浮かべるでしょうが、実際にはNo Smokingという言い方以外の表現が使われていることが、よくあります。それは、No ~とかDon't ~というと、「~するな」という、とてもキツイ感じになってしまうからです。例えば公共の場で「~しないでください」と掲示するには、こんな表現がよく使われます。

~is prohibited(~は禁止されています)
~ is not allowed(~は許されていません)
Please refrain from ~(~は避けてください)

例えば、イスタンブールの空港にあったこんな表示、どんな意味だと思いますか?

Passengers are not allowed on the luggage conveyer.

luggage conveyerとは、荷物が出てくる回転台のこと。直訳すると「乗客は、荷物台の上にいることは許されていません」。「乗らないでください」という直接的な言い方にせず、こんな回りくどい言い方をすることで、丁寧さを出しているのです。面白いですね!

NoやDon'tを使わない禁止と言えば、これもよく見かけるものの一つ。

Keep off the grass.

日本語ならgrass(芝生)に入らないでください、と言うところを、英語ではkeep off(<芝生に>入らないままでいて)と表現しているのです。

ちなみに「立入り禁止」はNo Entryとはっきり書いてあることもありますが、Restricted Area(制限されているエリア)、Authorized Personnel Only(関係者のみ)なんていうものものしい表示になっていることも。

こういった、禁止するときにNoやDon'tを使わないとか、丁寧にするために回りくどく言うといったテクニックは、会話のうえでも結構参考になります。今度旅行するときは、公共の場の掲示文に注目してみてください!
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