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「つまらなかった」って英語で言える?(2ページ目)

すごく簡単な言い方で、自分ではゼッタイの自信を持って使ってみたのに、なぜか外国人には全然理解してもらえなかった…なんていうことありますよね。その原因のひとつをご紹介。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

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主語と形容詞の関係はOK?

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bored movieだと「映画が退屈している?!」正しくはboring movie
「楽しかった」「つまらなかった」というすごく簡単なひとことが、意外に英語で言えなかったりしますが、それは、主語と形容詞の関係がうまく把握できていないからです。ここで、前のページの問題の答えを見てみましょう。

■was funを使って「楽しかった」と言うには?
funは何かが「楽しい、おもしろい」様子を表す形容詞、または「楽しいこと」という名詞です。人が「楽しい」という気分を表す言葉ではありません。そこで、was funを使うなら、主語はモノ。たとえば、It was fun.(楽しかった)、The party was fun.(パーティーは楽しかった)のように言うわけです。

■I を主語にして「おもしろかった」と言うには?
interestingは何かが「おもしろい」様子を表す言葉、interestedは何かを「おもしろく感じている」様子を表す言葉です。だから、Iと人を主語にして「おもしろかった」というには、interestedのほうを使います。I was interested (in it).(<それは>おもしろかった)のようになるわけです。

■boredを使って、「つまらなかった」と言うには?
boringは何かが「退屈な」様子、boredは何かを「つまらないと感じている」様子を表します。だから、boredの主語は当然人になり、I was bored.のように言うわけですね。

いかがでしょうか。日本語の「楽しい」とか「つまらない」は、主語が人にもモノにもなりうるわけですが、英語ではきちんと区別しないといけないのです。だから、和英辞典を見て単語の意味だけで英文を組み合わせようとしても、うまくいきません。例えば、bored(退屈した)を覚えるなら、I was bored.と一緒に主語を覚えておく。そうすることで、「せっかく覚えたのに、外国人には全然通じない英語」を作ってしまう恐れが少なくなっていくのです。
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