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英語の悩みを解決!まずはうまく断る方法

海外旅行で英語を使うとき、「こんなこと言ってもいいのかな?」「もっといい言い方があるのでは…」と悩んでいませんか? 教科書ではわからない、実践的な会話のツボをお教えします!

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

今日から「旅行英会話お悩み相談室」を始めます。旅先で言葉に詰まるのは、「こんなこと言ってもいいのかな?」「もっといい言い方があるのでは…」と悩んでしまうときだったりしませんか? 旅行会話集を読んでいるだけではわからない、通じる英語を話すためのツボをお教えします。

No, thank you.ってキツすぎない?

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I have room for dessert.(デザートは別腹)だったりして?!
■Q レストランでWould you like to have some dessert?(デザートはいかがですか)と勧められたとき、No, thank you.(いいえ、結構です)というのはキツすぎるような気がして、ついYes.と言ってしまいます。相手の気分を害さないよう、うまく断るには何と言えばいいのでしょうか。

■A 「相手の気分を害さないように」とは、とても細やかな気配りができる、丁寧な方なんですね! 日本では大変な美徳ですが、英語圏の感覚では、「なぜそんなに自分のやることに自信がないんだろう?」と思われてしまうかもしれません。

欧米のレストランでの客とウェイター/ウェイトレスの関係は、一種の「主従関係」です。映画やテレビで見るような、豪華なお屋敷の主人と執事やメイドの姿を思い浮かべてもらえるといいかもしれません。

仕える側は、有能であればあるほど、「お食事はいかがですか?」「ほかに何か御用はございませんか?」と、誠意とやる気を示そうとします。では、そのとき主人の方はどうするでしょう? 

まさか、「断ると悪いから何か用事を頼もう」とは思いませんよね。「これをしなさい」「あれはしなくていい」と的確に指示を出し、相手がうまくそれに応えてくれたら、「ありがとう、お前のおかげで本当に助かるよ」と、大げさなくらいにほめます。そう、用事を言いつけられる側が望んでいるのは、新しい用事を言いつけられることではなく、「感謝」されることなのです!

ですから、レストランで何かを勧められたとき、「No, thank you.だけではどうも…」と思ったら、Yes, please.と言う代わりに、お料理やサービスをほめてあげましょう。それが、レストランの客としての正しい姿なのです。

それでは次に、実際どんなふうにほめればいいのかを見ていきます。
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